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剣康之の作品

一覧

WEB発のスローライフ・農業ファンタジー、待望のコミカライズ!! 闘病の末に命を落とした青年・火楽は、神様によって蘇生され、若返って異世界に転移した。第二の人生を楽しむため、授けられた『万能農具』を手に、異世界で掘って伐って耕して…自由気ままな農家生活、ここに開幕!

『激突のヘクセンナハト』の書影

激突のヘクセンナハト

452

発刊: 2015.08.07 ~

完結・全4巻

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ここは黒の魔女に支配された地球。月に封印された黒の魔女を裁けるのは、10年に一度のヘクセンナハトの夜だけ。黒の魔女と戦うために選ばれた魔女たちはハートを燃やし激突する。この世界を救うために!!

『魂☆姫ULTIMA』の書影

魂☆姫ULTIMA

359

発刊: 2012.10.15 ~

完結・全5巻

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ごくごく普通の高校生、五神トモノリは通学途中に突然抱きつかれる。しかもそこで放たれた一言は「そなたはわらわの許嫁」。相手は袴姿のロリっ娘、一ノ宮ヒメ。気がつけば同居開始。さらに全く別の女の子も「婚約者」として登場してさぁ大変。トモノリ争奪をめぐる戦いの火ぶたが、切って落とされる!『巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!』

『剣康之イラスト作品集』の書影

剣康之イラスト作品集

298

発刊: ~

既刊1巻

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マンガアーティストファイル Vol.8 ホームメイドテイラー全イラスト完全掲載&描き下ろし満載! 剣 康之 初画集

『魂姫』の書影

魂姫

287

発刊: 2007.09.07 ~

既刊7巻

新刊通知

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『Chromatic』の書影

Chromatic

206

発刊: 2009.02.27 ~

既刊1巻

新刊通知

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作品レビュー

一覧

1.0

15巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

評価として極端に変な作品。

タイトルの通りよくある異世界転生(転移)物として農家として生活する為神様からお決まりのチートステートを付与された事で文明革命レベルの物を生み出し周りが惹かれて増えてってみたいなもの。
とにかく内政面を重視しており畑耕して作物作ってその繰り返しの中でのイベントが色々とあってとどこか別の批評にもみたがシムシティをしているという表現がとても正しいとおもう。家作ってインフラ整備して人増えて集落作ってそれが村になってと発展していくのもそれっぽさに説得力がある。
が、そこの内容がいくら良くても漫画的表現には問題しかない。

ストーリーの見せ方としては主人公のモノローグによる独白のような物を語られ聞かされるだけのなろう系によくある話をつくらず語りを作ってる作品。
故に主人公以外何考えてるのかの説明がほぼ無く、主人公は周りにそう言われたからやる、やらないしか説明が無く自己意思による決定力がほぼ無い。
元々の設定や前世の記憶引き継ぎに際し享年齢が大体わかっているし、何をしていたのかもよくわかるのだが、その人生経験でやってきた事が特に生かされず、急に男子大学生みたいな社会人感で生活してるのでそもそもの作者の経験が無いんだろうなと言うのが明け透けに見える。
また言われたからやるやらないキャラクター故に押しに弱く、女キャラとやる事やって責任取って子供作っても子育てとかも強制的に他のキャラに世話をかけられそこら辺の成長描写もなく決定権がほぼほぼ無いのに描写としては主人公の考えのみで話が進むので折角環境が変わったり家族が増えたりとか起きてもノベルゲーの定期イベントのように流されてすぐ次に移ってくので薄情に見えてしまう。
他キャラクターはネームドはあっても汎用キャラより主人公と関わるだけであってこれといった特別感も無い。巻数が進むに連れネームドの個性を出そうと躍起になってる感はあるが、そもそも作画担当のやる気が無いのでネームの頑張りと釣り合ってない。

その流れで作画に関する話になるがこれがまた輪を掛けて酷い。漫画としての読ませ方、絵の書き方、キャラクターの佇まいが何も出来てない。
今までに漫画ではない漫画をいくつか読んできたがそれらはあくまでも漫画としてのセオリーを守ろうとした上で失敗してるものが大半で、漫画を書こう作ろうという意思はあった。
それに対して今作は漫画ってコマを割ってればいいんでしょ?物語の進行的にキャラを場面に合わせて立たせておけばいいんでしょ?背景として必要だから資料で貰った3Dモデルを何となく置いておけばいいんでしょ?というのがヒシヒシと伝わり、ただでさえモノローグ進行のストーリーをわかりやすい伝えるだけの絵として添えられており、小説の挿絵を毎回毎回つけてるだけにしか思えない。
特にバトル描写が如実に下手くそでキャラを大きく立たせポーズをとったらあとは剣を振るような描写が続いて戦い終わりのような、やってる事はわかるけどやりたい事を伝える気は無いというわかりやすい手抜き感が強い。
そしておそらくだがキャラクターの解析図を作ったりしてないような気がする。キャラを遠近法で小さめにして足元映さずバストアップメインで書いているのが多いのでいわゆる三面図的な全体デザインを作画担当が作らず把握出来てないように思える。
あるいは作っておいたとしてもそれを書くのが面倒くさいから書かないとなってる可能性もある。
ただあくまでも絵が下手くそってわけでは無い。表紙の構図なんかも毎回凝っているのでやれば出来る実力があるのはよくわかる。
だが元の話があまりに漫画的表現を説明するのに向いてなさ過ぎて何を書いたらいいのかというような難しさがあるとは思う。(毎巻に付いてる描き下ろしであろう小説を読むとわかるところではある)

作品として原作もコミカライズも長く続いてる作品ではあるのは一定層の支持者があるからとは思う。
が、この作品は漫画好きにはオススメ出来ない漫画未満の作品ではある。一応読み物としての観点で見ると何をしたいのか、何が起きてるのか等状況説明は絵と文章の複合品としてわかりやすく、それなりに読みやすく、読んでいて世界観を理解する為の説明を端的に教えてくれるスピード感があるので読後感としては不思議と悪くない物である。巻によっては素直に面白かったと思える巻もちらほらあって売れるような面白い作品ではあるのだろうなと納得は出来る。
なので個人的にこの作品は漫画では無く「元の小説作品をわかりやすく伝える為の絵本」のカテゴリーとしてならそれなりの高評価を与えられるとは思う。
ただそもそも「それが漫画なんじゃないの?」と言われたらそうなのだが…

異世界のんびり農家

レビュー(90)件

既刊15巻

4.0

平和

異世界のんびり農家

レビュー(90)件

既刊15巻

4.0

8巻まで読みました

しっかり面白かった

189

異世界のんびり農家

レビュー(90)件

既刊15巻

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