作品数:4
ファンになる海童 博行(かいどう ひろゆき、1970年 - )は、日本の漫画家、イラストレーター。北海道出身。1997年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストにて、「山下博行」名義で『Bird Cage』により四季大賞を受賞。その後、2005年までアンソロジーなどで短編作品を発表。『陰陽大戦記』以降は原作付きの作品を手がけている。2007年から2008年まで「ジャンプスクエア」にて『テイルズ オブ イノセンス』を誌上連載し、同年からジャンプスクエアのホームページにてweb連載した。
「ここはどこだ? これは…一体どうしたっていうんだ?」。不快な警告音のため月島光希と品川明日美が目覚めると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。倉庫のような場所には日本人らしき数十人の男女が同じ服を着て死んだように横たわり、窓外には荒野が果てしなく広がっている。やがて目覚めた30数人の男女全員に、寝る前の記憶がまったくないことがわかる。自分たちは海外に拉致監禁されたのか? 携帯も財布も持たず、不安でパニックとなる人々。事態の打開を求めて、性急に外部へと脱出を試みた一群を待ち受けていたのはあまりに悲惨な出来事だった…。衝撃のソリッド・シチュエーションスリラーからスタートし、人類の終末と再生をめぐる骨太で壮大なSFファンタジーへと物語は深化していく。