作品数:12
ファンになるぼくが3歳のとき、父は他界。母は神仏やご先祖様の声がきこえる人で 困っている人の相談に乗っていたけど、家はずっと貧乏だった。親族間の面倒事の話し合いをするのはぼく。“家のこと”のために林間学校も修学旅行も不参加。そして―― 15歳のとき母が倒れ、17歳から本格的な介護が始まった。ぼくの世界は全て家の中。あのとき、ぼくが過ごしていた時間は母のための時間だった。ぼくもまわりも気付かないまま――。目次 第1話 社会から取り残された場所 第2話 母は「先生」 第3話 学校より優先される“家のこと” 第4話 背負わされた責任と罪悪感 第5話 ぼくの世界は家の中 第6話 進学という希望 第7話 深刻化するケア 第8話 お母さんのおむつを替えた日 第9話 母の死 第10話 大人になったぼくの仕事 第11話 ヤングケアラー、見つけられた
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジーンは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジーンへ心を預けられないでいた。そんな折、王都より姉の結婚の知らせが届き、ジーンと王都に向かうことになり……? 不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー!
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになり…?不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー! 絵柄は少し古い印象ですが、構図や見せ方は洗礼されていて、世界観に引き込まれる。 自信のないクラリスがジーン様と出会って少しずつ笑顔を取り戻していく過程が丁寧で、ふたりをいつまでも見ていたいな~と感じる。令嬢にはない政治や薬草の知識を持ち合わせるクラリス、笑顔が素敵なクラリス…、彼女の魅力に引き込まれ、自然と応援したくなる気持ちが沸き上がってくる。 ロマンスよりなので、異世界でもラブコメ派のわたしにはそこまで大きく響きませんでしたが、良作だと思います!
by れとれとさん (956)