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作品数:6
全825件
うにたべたい
4.4
ベクターウイルスを研究している国立生態科学研究所の室長である蔵間は、非常に厳しい人物でした。周囲の人々は彼を怖いと評していたのですが、彼の秘書・如月は、そんな彼を優しい人と呼んで慕っていました。ドジっ娘で要領が悪いが明るいキャラで職員に人気がある彼女でしたが、ある日、危なっかしい足取りでとコーヒーを運んでいる途中で、うっかり転んでしまう。その瞬間、彼女の目の前に謎の仮面を被った全裸の女性が現れ、驚いた如月の首を引きちぎり、その上、彼女の体を散弾銃の盾として利用してしまう。この作品は、前知識無しでアニメを見ていたら、ヒロインかと思ってたキャラクターが出会って5秒でくびちょんぱされたという衝撃の事件で有名です。目が大きく、可愛らしい絵柄に反して、激しい拷問や四肢切断、そして首がはね飛ぶシーンがたくさん出てくる、微グロ作品です。なお、アニメの冒頭で退場した如月の出会い頭に首を引きちぎった全裸の女性こそ、本作のメインヒロインの「ルーシー」ですね。彼女は研究所を脱走した際に頭部に重傷を負い、そのショックで記憶を失うことになります。その頃、大学に通うために鎌倉に住む親戚を頼ってきた青年・コウタは、いとこのユカと共に由比ヶ浜を訪れ、そこで流れ着いたルーシーと出会うことから物語が始まります。頭部の損傷により「にゅう」としか言葉を発せなくなっていたルーシーは、コウタに「にゅうと」名付けられ、コウタ、ユカと一緒に楓荘で一緒に暮らすことになるという展開です。研究所は表向き、ウイルスの研究機関ということになっていましたが、実はルーシーのような特異な能力を持つ存在「ディクロニウス」の研究を行っていました。秘密保持のために脱走したルーシーを捕まえるため、ルーシーを狙う研究所の傭兵やディクロニウスの襲撃が行われます。物語は、覚醒したルーシーの人格、明らかになってゆく研究所の企み、そしてルーシーとコウタの過去の約束が交錯するストーリーとなっています。グロいシーンや痛いシーンがあり、罪のない人々が一方的に殺されてゆくシーンがあります。しかし、絵にリアリティがなく、シーンの割にはあまりグロい感じを受けないです。一方で、コウタの周辺には、ユカやにゅう以外にも、ルーシーを狙ってきたディクロニウスのナナ、虐待に耐えかねて家出した女子中学生のマユ、音楽学校への進学を反対されて暴力を受け逃げてきたノゾミなどの女の子が集まって一緒に暮らす、ハーレム展開があります。ハードなSFマンガと思いきや、微妙なエロ要素もあり、ユカはコウタに股間をこすりつけ、無知なにゅうは頻繁にコウタに乳を揉まれます。特にノゾミはおもらし癖があり、ところ構わず放尿してしまうためおむつを常備しているという、ストーリーとは全く無関係な属性がついていて、作品の方向性が正直よくわからないところがあります。しかし、そういった要素があるためにシリアスすぎないところもあり、深い内容の割には読みやすさがあると思います。最後は空気化しつつあったコウカとルーシーの過去と結びつきながら収束します。ただし、切ない終わり方です。コウタとルーシー以外の生存者たちは、ご都合主義的に大団円となりますが、二人の運命に救いがない、と思いきや、最後の最後でどんでん返しと取れる展開が待っていました。絵柄に抵抗感がなければ、おすすめの作品です。
エルフェンリート
レビュー(101)件
完結・全12巻
3.8
主人公は高校生・村上良太。彼は幼い日にダムから落下して死なせてしまった幼馴染・クロネコと交わした「宇宙人の存在を証明する」という約束を守るため、以来、毎晩望遠鏡を覗いていた。ある日、クラスに黒羽寧子という転校生が現れるが、彼女の姿は、幼い日に亡くしたクロネコの姿そっくりだった。だが、彼女はクロネコであることを否定、それどころか、九九も分からず異様な怪力を持ち、そして自分の死の運命を言い当てる。土石流に巻き込まれ、巨大な岩が落ちてくるのを目の当たりにし、死を覚悟したその時、寧子が現れ巨石を不思議な力で粉砕する。実は彼女は、"破激"の力を持つ魔法使いと呼ばれる存在で、非人道的な実権を繰り返す私設から逃げ出してきたのであった。作者は『エルフェンリート』などで著名な岡本倫氏。「鎮死剤」という薬を飲み続けないと体がドロドロに溶けて死んでしまう魔法使いたちと共に、限られた「鎮死剤」を消費しながら刹那的に生きるダークファンタジー作品です。寧子以外にも全身不随で「予知」の能力を持つ橘佳奈、電子空間を飛び回り情報収集や遠隔操作が可能なカズミ、どれだけ全身を切り刻まれても復活できる若林初菜など、複数の魔法使いが現れます。彼女たちを救いたい良太は、鎮死剤の分析し、"魔法使い"の正体を探る。やがて、首の後ろに設置された"ハーネス"の中に眠るおぞましい実態や、やがてくる"孵卵"という運命に抗うという内容です。グロい場面が多々あり、理不尽な暴力や一方的な殺戮が行われるシーンが多数あります。主人公グループを含めて、内蔵が飛び散り、激痛を伴いながら人体がドロドロと溶解するシーンもあります。かわいい女の子が多数登場するハーレム要素はあるのですが、エロシーンはほぼ無く、グロを伴いながら施設によって送り込まれた魔法使いと戦います。その中で少しづつ謎が明らかになってゆく展開となります。序盤は、数日後には溶けて死ぬことが決まっていることを知りながら今を明るく生きる少女たちが描かれていて、それに対して諦めず抗う良太の奮戦があります。中盤以降も残酷ながらも個性的な魔法使いが登場し楽しく読めましたが、二部からはとある能力を持ったキャラの存在や「鎮死剤」問題の解決により緊迫感が激減します。また、ラストバトルへ至る展開に強引さがあり、主人公の父親による長文説明が入るなどテンポが悪くなります。大半の伏線も未回収となり、かわりに最終話の最後に大きな謎を残して終わるという、あまりの急展開に打ち切り説が囁かれている作品です。中盤まではとても良かったのですが、以降は個人的には非常に微妙でした。
極黒のブリュンヒルデ
レビュー(136)件
完結・全18巻
あ
4.1
えろい
君は淫らな僕の女王
レビュー(294)件
完結・全2巻
午时三啼
3.0
ストーリーは最後まで読めなかった。
ぽんぽん
3.3
アホすぎる
ノノノノ
レビュー(78)件
完結・全13巻
2.3
岡本倫は頭がおかしい。
3.6
それなりに。人形趣味とかモラトリアムとか歳の差とか可哀想な若者とか、色々。
Flip Flap 新装版
レビュー(8)件
完結・全1巻
楽しいですが、終わり掛けがなー。超展開というか。
巻末のオマケの方が見応えあるけど本編も笑えるので良いです。
GachiKenPachi
3.2
<ジャンル→能力開発少女バトル>読む価値☆☆☆☆☆☆完成度(全体の出来・無駄のなさ)☆☆☆☆☆☆個人的好み☆☆☆☆☆☆☆↓詳細物語の安定感(面白さとその起伏)☆☆☆☆☆☆物語の爆発力(各ピーク時の熱さ)☆☆☆☆☆☆☆☆展開の必然性(納得度・ご都合)☆☆☆☆☆☆☆展開の意外性(予想できないか)☆☆☆☆☆☆☆道徳観(愛情・友情・生命)☆☆☆☆☆☆☆世界観(設定の面白さ・自然さ)☆☆☆☆☆☆☆キャラクター(個性・適正人数)☆☆☆☆☆☆☆能力(身体頭脳含め自然さ・根拠)☆☆☆☆☆☆心理描写(表現力・感動レベル)☆☆☆☆☆☆☆画力(美麗さ・読みやすさ)☆☆☆☆☆☆☆
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