駒井静は大学1年生、真面目で心優しく面倒見のいい青年だが、温泉と盆栽いじりとぬか床を趣味としており、まわりからは「ご隠居様」といわれジジくさく扱われている。ある日、旅先の旅館の露天風呂で陰部を丸出しで倒れている全裸の女性を初めて見てしまう。それから入った大学のサークル「旅と温泉愛好会(通称、タビセン)」の先輩、篠原流香があの女性だと知ってしまう。それから静の波乱の大学生活が始まった(wikipediaより)
純愛漫画かと思いきや、ガッチガチのNTR漫画。 初めての彼女が突然イケメンにデートレイプされ、それを乗り越えて再び愛し合幸せを掴むまでの過程がテーマ。 それがあまりに胸糞だったからこそ、それを乗り越えて幸せになった二人によかった!と感動する反面、やはりその一件が胸糞すぎて最後までもやっとする。 何が許せないってその犯人がその後ものうのうと登場して、主人公を煽ったり、謎に相談にのったりすること。 せめてそいつは卑劣な悪役として、刑務所にぶちのめしてたら、最後もスッキリ終われたかもしれない。 あと許せないのが、ちさがレイプ宣告された時に、主人公は家庭教師の女と抱き合ってたってこと。 もちろん彼氏がいてイケメンとデートするちさも悪い。 でも、あの時家庭教師の女が助けに行けと言えば、ちさもポンタも一生の心の傷を負わずに済んだのではないか。 ポンタが、ちさが他の男とデートした結果レイプされたという理由だけで見捨てられないほど、ちさのことを愛している描写がされるほど、混乱していたとはいえちさを助けに行かず目の前の女に流れたぽんた自身と、家庭教師の女が許せなくなる。 純愛漫画としてはあまりにも重すぎるが、不幸にもそういった事件に遭ってしまったカップルが乗り越える話だと思えば、とても良い漫画だった。
by さほ (126)