横槍メンゴさんの作品の書影

横槍メンゴ

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2.7

エロい表紙につられて読んでみましたが、想像以上にエロ本でした。
登場人物全員、性に関するモラルがハザードしている輩だらけで、エロ漫画でよく見る展開が、さも一般的で良くある事のように繰り広げられます。
タイトル通りクズが跳梁跋扈して本能のまま振る舞うので、キャラクターの下品な思考を反面教師として眺めるような内容だと思います。
ちなみに私自信が結構穿った恋愛観を持っているため、この手の漫画のレビューはぶっちゃけあてにならないことと、本作のような高校生ライフをエンジョイしている方がいたらと思うと嫉妬で吐血することを最初に述べておきます。

主人公は「安楽岡花火」と「粟屋麦」の高校生カップルで、美男美女の2人は周囲の注目の的で、理想的なカップル。
人目をはばからずあちこちで舌を絡め合う間柄なのですが、実は2人は2人ともそれぞれに別に好きな人がいるが想いを告げられないため、それを了解の上一緒にいる関係だったというストーリー。
この時点で私的にはもう訳が分からない、男サイド一方的に得してるよ、女の子騙されてるよ。
その後も女性としてのプライドに火をつけられた花火は麦の想い人である「皆川茜」の恋人のチャラい大学生・タクヤを誘惑して流されそうになったり、親友と同棲愛に走るしやりたい放題。
親が知ったら泣きますわ。
一番クズいのが「皆川茜」で、こいつがマジで悪女。
のび太もびっくりのマクラの使い手で、クローズドサークルだと第1の被害者として全裸の遺体が発見されそうな美人教師(全員に動機あり)なんですね。
そんなクズだらけの作品ですが、同じクズを取り扱った"善悪の屑"とは違い、クズに相応の仕置がなく、最後は何となくハッピーエンドで終わります。
正直、バ○うどん先生辺りに続きを書いて欲しい。まずいか。

全9巻ですが、最終9巻はその後を描いた番外編集のようなもので、実質8巻でストーリーは完結します。
ただ、その間の展開は凄まじく、文章量も多くないのに読んでいて疲労感が凄かったです。
言い訳のような心情描写が多く、この自己弁護も含めてクズということなんだね!と思いました。
ツッコミ不在の漫才を見せられているかのよう、本作で登場するキャラは基本クズなのでツッコミ役は読者にお任せです。

ちなみに本作はノイタミナ枠でアニメ化しているのですが、濡れ場をどう処理したのかが気になる所存。
作品の性質的にカットする訳にも行かないはずで、機会があれば見てみたいと思います。

クズの本懐

レビュー(457)件

完結・全9巻

4.0

1巻まで読みました

かわいい

一生好きってゆったじゃん

レビュー(49)件

完結・全1巻

3.0

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エロいね。

レトルトパウチ!

レビュー(95)件

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