宮崎駿

「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。

風の谷のナウシカ

雑誌「アニメージュ」に宮崎 駿監督自身が1982年2月から13年にわたり連載、コミックス化されたアニメージュコミックス・ワイド判。このロングセラー全7冊を上下2巻で豪華装幀本化! 歴史に残る名作の美装函入り永久保存版です。
上巻では第1章「風の谷」、第2章「酸の湖」、第3章「土鬼戦没」、第4章「破局へ」を収録。巻頭に表紙、ピンナップのカラーイラストが収められているほか、巻末に「風使いの腐海装束」「ナウシカのこと」が収録されている。

風の谷のナウシカ 豪華装幀本

   宮崎駿が描き下ろしたオールカラーの絵物語。1982年「アニメージュ」にて『風の谷のナウシカ』の連載を開始したのとほぼ同時期に描かれた作品である。水彩の淡い色をいくつも重ねて着色した絵が美しい。 <p>   作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。どんな状況にあっても、生きようとする人間のたくましさ。強い心だけが生みだすことのできる、やさしさ。そして、弱さと無力さ。宮崎は、短い物語のなかに、そんなものを、ただそのまま描き出してみせる。 <p>   世界観の作りこみとそれを表現する絵の力は圧巻。特に「神人の土地」にあふれる虫、植物、巨人、月の造形には、一切の迷いが見らない。彼の頭のなかに広がる原風景を見せられているようで、生々しいほどの迫力に満ちている。死と生、喜びと恐怖の一体となったこの世界観は、以降の宮崎作品にも幾度となく登場する。 <p>   チベットの民話に感銘を受けた宮崎が「地味な企画」ということでアニメ化を断念し「自分なりの映像化」を行ったものが、本作である。だがアニメという万人に向けた形をとっていれば、また違うものになっていたはずだ。淡々と、厳かに物語が進行する本書の独特の雰囲気は、絵物語という形態であればこその魅力といえるだろう。（門倉紫麻）

シュナの旅

 ズームで見ると……キャーッ！　「エノキから生えた小さなエノキ」にゾワゾワする人続出

いろんな凄さはわかるが面白くはなかったかな

映画をしばらく見ていなかったからこちらを読んだのだが大分印象が違う。こちらの方がかなり生々しいし、私は画のタッチがこちらの方が分かりづらかった‥めちゃめちゃ技術的には圧巻のタッチなんだけれども。映画で見たほうが分かりやすいのかなあ。うまく世界観に入り込めなかった。

人生で1回は読んで欲しい。読んでよかった。

映画は漫画のハイライトって感じ。映画1本で完結しなきゃならんので、宗教チックな終わり方になっちゃったのかな

映画も好きなんだけどね

映画の10倍くらいの名作、汚い人間が好き

読むときによって結末の選択に対するじぶんの気持ちが変わる

こういうのをオラにもっとくれ！

アニメ監督の漫画だからと言って侮るなかれ。これはとてつもない作品です。

日本SFの教本のひとつ
ミクロからマクロへ、スケールが拡大していく物語運び。不思議と心に入り込む様々な人物。圧倒的描写力でつくる舞台。どれもが超一流。

宮崎駿

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