宮下暁

意味不明な殺し屋が大量に見られそうで興奮する。
見た目のインパクトに頼らない動きのあるアクションシーンも良い。

殺し屋デスゲームという手垢まみれの設定でも、この作者なら思わず笑ってしまうテイストに。やはりアクションシーンが良い。

全体的に漂う厨二病感があまりそそらなかったなあ。

東ドイツと西ドイツの、思想の違う2つの組織のそれぞれの信念がぶつかり合う話。

立場が真逆な2人を主人公に、どちらの目線でもストーリーが追えるよう上手に表現されているし、
ストーリー展開のスピードもとてつもないし、
キャラがめちゃくちゃ魅力的で、最高すぎる作品。

本当に、違う顔さんが大好きです…連載再開求む…

表情のバリエーションが少なくて荒削りな絵が進撃っぽい雰囲気。

エミリアの「泣くのを我慢している顔　日頃からよくみているってことよ」好き。

優秀な兵士アンも、フレンダーのユキロウも、立場は対立する主義の陣営に属するが、熱狂しているわけではない。
でもその主義のために命懸けで戦う。
命が軽い世界。
「すぐに死ぬ、殺す」みたいな意味ではなく（それもあるけど）、主義のために命を使われている、という感覚が怖い。