埃っぽい屋根裏部屋から始まった、公爵夫人オパールの新生活。若き公爵、ヒューバートとの政略結婚で住むことになった邸は敵意に満ち、そして邸の者に大切にされている『天使』と呼ばれる女性がいた…いわれのない不名誉な噂のせいで悪評の的にされ、邪魔者扱いされるオパールだったが、負けず嫌いな公爵夫人はこのままじゃ終わらない!女は領地経営と無縁。そう油断する者たちを出し抜いていく……!! オパールの未来は明るいものになるのか―原作もり先生がコミックスのために書き下ろしたショートストーリーが林先生によるコミックになり特別収録!
フロイト王国の王女リリスことアマリリスは、エアーラス帝国との同盟のために政略結婚することに。夫となるのは“紅の死神”と恐れられている皇太子ジェスアルド。リリスのことを信用していないジェスアルドは冷たい態度を崩さない。めげないリリスはお飾りの妃でいる気はなく、果敢にジェスアルドにぶつかっていく。しかしリリスにも実は秘密があって…!
全く感情移入ができない痴話喧嘩を見せられている気分に陥る話。主人公の感情の起伏が激しすぎるし、すぐに手が出るのも好きになれなかった。 それに、主人公の妹さんが「ただ美しいだけの姫」って周りから評されるのもちょっと不愉快だった。 たしかに妹さんの出番は全然ないんだけど、主人公のスペックがいかにすごいかを強調するためだけに存在しているキャラに感じて、その設定に薄っぺらさを感じた。 この作者さん(原作を読んでいないので原作に忠実に描いただけかもしれないけど)は主人公夫婦しか愛してなくて、他のキャラたちは話を進めるためのお道具でしかないんだなとむなしくなりました。 全体を通して予定調和感が強すぎるのでなにも感情を動かされなかった。逆にすごい。
by タコ星人🐙 (48)オルハ
oluoluha