及川大輔

　現実に即したサバイバルの知識と漫画的に演出された古生物との闘い、そして全ての鍵を握るアラタの特殊能力、人類滅亡の謎など、熱い展開が目白押しで夢中で読んでしまいました。また他人と上手くコミュニケーションを取れないアラタが、パニック作品ではお決まりの人間関係のトラブルを乗り越えて行き、少しずつ周囲に認められていく様がグッときますね。 　まだ序盤で本筋はわからないことだらけですが、村瀬先生の精緻な絵と迫力ある構図は非常に見ごたえがありました。今後の展開、特に食料や飲料水をどう確保していくのか楽しみですね。