1話からしっかりと主人公であるアラタの存在感が出ていて、感情移入がしやすいです。村瀬先生の人間の表情から感情がにじみ出てくるような描写は、素晴らしくて作品に惹き付けられます。アラタが住む町全体が太古にタイムスリップしてしまうストーリーです。タイムスリップ前の展開から、異常な事態が起こりうるような雰囲気が出ているので、あまり違和感のなくストーリーを追いかけることができます。タイムスリップ後は、サバイバル的な展開が増えてきて、子供の頃の台風の日のようなワクワク感があります。この作品の魅力の一つである太古の生物のリアルな描写は、実際に存在しているように感じられるほどの水準です。by 斎藤 (1)