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作品数:11
全88件
うにたべたい
4.3
"新・コータローまかりとおる!"に続く、コータローまかりとおる!シリーズ続編。"新"連載終了後にマガジン本誌で連載開始し、その後、マガジンSpecialに移籍し連載続けてましたが、作者体調不良のため長期休載、そのまま掲載誌も廃刊となってしまいました。そのため、2022年8月現在では、2004年10月に発売された8巻が最新刊です。休載となったまま約18年経過しており、続刊は難しいと思います。登場人物や設定は引き続きです。ただし、柔道編で新登場となったメンバーはほぼ登場しておらず、後百太郎のみが端役で登場しました。再び天光寺輝彦や如月剣次などがメインキャラになっているため、"新"よりは無印のコータローまかりとおるに雰囲気としては近いです。ストーリー開始早々、懐かしのD地区が登場し、蛇骨会の騒動について振り返る展開があり、そのため、前提として"新"よりは無印を読んでおく方が楽しめると思います。なお、無印の連載は1982年開始なので、さすがにそこから読み続けている方のみをターゲットにするわけにいかない様子で、コマの左右の余白に解説が入ったり、コミックス版では各話の間で過去ストーリーの振り返りが描かれています。陽気でお下品で、テンポが良いのは相変わらずなので、本作からでも十分楽しめると思います。本作ではコータローの母が登場し、コータローの家が忍者の家系であったことが明かされます。アメリカから帰国したコータローの母・功流美だが、同時にアメリカから、新堂家に伝わる秘伝の虎の巻を狙うアメリカ忍者を連れてきてしまう。襲いかかってくるアメリカ忍者と、コータローたちの戦いを描いた内容となります。ただ、前述の通り、途中休載になっています。8巻時点では、さらわれた功流美を助けるため、コータローたちがアメリカ忍者の敵地に乗り込んで大暴れしているところまでで、虎の巻とは何なのか、なぜそれを狙っていて、奪われるとどうなるか、そもそもタイトルの"L"はどういう意味なのか等、不明のままです。すごく面白くて読みやすいので、過去作を読んだ方は引き続き楽しめると思いますが、キレイに解決しておらず、中途半端にぷっつり途切れるのが残念です。難しいと思いますが、続編を心待ちにしています。
コータローまかりとおる!L
レビュー(10)件
既刊8巻
ワシ
3.0
diy、おけ
コータローまかりとおる!
レビュー(9)件
既刊31巻
20がない
新・コータローまかりとおる!
レビュー(35)件
完結・全27巻
4.7
前作、コータローまかりとおるから、タイトルに"新"をつけただけの続編です。一作の中で章立てされていた前作とは異なり、"新"の方は一貫して柔道の話になっています。舞台は変わらず、超マンモス校の「私立鶴ヶ峰学園」で、前作は学園外も相手取っていましたが、本作は学園内大会のみの内容となっています。前作ラストで留年が決定してしまった「新堂 功太郎」と「渡瀬 麻由美」は、いつもどおりのドタバタの日々を過ごしていたのですが、校内の柔道部メンバーといざこざを起こし、極端流空手道場の建っていた跡地と、そこに建つ巨大な道場を景品とした、学内の柔道大会に巻き込まれてしまう。「新堂 功太郎」と「渡瀬 麻由美」、応援団団長の「鹿斗 典善」と、団長代行の「後 百太郎」は、元第一柔道部の「西郷 三四郎」、柔道を極めるべく空手を知るため極端流に入部した「三船 久三」と共に、新道場を取り返すべく柔道大会の優勝を目指すという内容です。登場人物は前作に引き続き登場します。ただし、メンバーは限られていて、前作のメインキャラだった天光寺輝彦や如月剣次といったキャラはほぼ登場しません。新キャラがメインで、主人公のコータローも引き立て役のような立ち回りに感じたくらいでした。D地区や蛇骨会の物騒なメンバーも登場せず、暴力的なシーンはあるものの、基本的にはスポーツマンシップに則っていて、前作7部の血なまぐさい、殺したり殺されたりの展開は無いです。前作を読んでいたほうが楽しめますが、本作からでも問題ないと思います。全般的に行っているのは柔道なのですが、景品を目当てに、文化部を含む校内の様々な部活動から柔道大会への参戦を名乗り出たという展開のため、柔道ルールで戦う異種格闘技戦のような感じになっています。また、基本は柔道なのですが、様々な格闘技の薀蓄や、特殊ルール、そのルールが設けられた経緯などの解説が挟まっていて、興味深い内容でした。柔道の基礎となった天神真楊流柔術の技・天狗勝が起源かという説がある"天狗投げ"を蘇らせたり、力のないメンバーがレスリング経験者を相手取るため寝技主体の"高専柔道"を身に着けたりと、柔道の奥深さと歴史を感じることができます。前作同様、キャラは個性的で、話数は多いですがテンポが良く読みやすいです。黒ギャルが出てきたり、チョベリバ・チョベリグといった当時の流行語が登場するなど、古いと感じる部分もありますが、今読んでも問題なく楽しむことができると思います。なお、"コータローまかりとおる"はタイトルを変えた続編に続きますが、"新"の続編は長期休載中で、続きは出るのだろうか。
1982年から1994年まで、週刊少年マガジンで連載されていた作品。生徒数が2万人以上いて、敷地内にモノレールが走り、同一の部活動が複数あるというありえないレベルのマンモス校「私立鶴ヶ峰学園」を舞台に、極端流空手なる奇妙キテレツな格闘技を操る「新堂 功太郎」が暴れまわる内容です。当初はギャグ色が強く、頭髪違反の長い髪を持ち、女子更衣室や女子トイレに出没する功太郎を、幼馴染で風紀委員の「渡瀬 麻由美」が追い回す展開から始まるのですが、その後、学園の裏を取り仕切る"蛇骨会"の争いに巻き込まれます。それが第1部で、その騒動の後、学園はムーア王国から留学してきた「クララ姫」を迎え、彼女のパンティーに関係する王位後継者を巡る陰謀に巻き込まれる第2部 クララ姫編が始まります。風紀委員長として就任した「吉岡達也」の依頼で、学内の無法地帯と呼ばれる"D地区"に「蛇骨会の遺産」の調査に赴く第3部 D地区編。学内で強い力を持つ応援団とやり合うことになった功太郎が、団長の「鹿斗典善」に目をつけられ、空手の全国大会に出場するため校内の多数の空手部を相手に戦う第4部 格闘スポーツ大会・校内編。インターバルとして番外編(過去編)が入り、その後、第5部 空手の全国大会編。極端流道場に居候することになった「スティーヴ・パイ」と、功太郎の古い友人「音美響」と共に、天性のセンスでドラマーとして活動することになる第6部 バンド編。そして、"蛇骨会"や"吉岡達也"の企みにケリをつける第7部 千葉流編の、全7部で構成されます。基本的には格闘マンガなのですが、特に序盤はギャグマンガ色が強いです。第2部ではお姫様を守って陰謀を暴く展開があり、6部では音楽活動をするなど、一概に格闘マンガと言い切れない、ジャンル分けの難しい作品と思います。ただ、特に7部ではカポエイラや隠剣術、猴拳、猴拳などを極端流が相手取る、異種格闘技戦が繰り広げられていて、格闘技のうんちくも多く、十分格闘マンガといえる内容になっています。部によって大きくジャンルが飛びますが、各部のストーリーは基本的に関連していて、過去の主要キャラも多くは続編で引き続き登場します。それまでは格闘マンガとはいえ学内のいざこざ程度で済むレベルだったのですが、7部からは悪役は不要な人物の息の根を容赦なく止めるなど、当然のように殺人描写があります。7部が一番長く、7部で功太郎は本気で怒りに燃えるのですが、お下劣なギャグは最初から一貫していて、長期連載ですがテンポよく読みやすいです。テンポは良いのですが、ストーリー展開はびっくりするほど遅く、なぜこんなに話数が多かったのかと後で不思議になる感じです。ダラダラと続いていたわけでもなく、最初から最後までほんとにテンポよくて読みやすいのですが、全59巻もあったんだと後で驚きました。7部まででキレイに完結していますが、続編が 「新 コータローまかりとおる!」 とタイトルだけ変えて続いています。続編も続けて読む予定ですが、本作だけでも完結しているので読むのであれば本作まででもいいと思います。ただ、とはいえ59巻もあるので、今から読み始めるにはちょっと重いかもしれないですね。
コータローまかりとおる!
レビュー(33)件
完結・全59巻
Ikuru
3.6
カムバック蛭田先生
大好きなマンガ、作者さんの回復を祈ります
そふぃすとはいやだ
4.2
ナル
tetsu
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