新・コータローまかりとおる!

蛭田達也

3.45

2273

発刊:1995.05.11 〜

完結・全27巻

『新・コータローまかりとおる!(1)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(2)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(3)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(4)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(5)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(6)』巻の書影
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『新・コータローまかりとおる!(22)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(23)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(24)』巻の書影
『新・コータローまかりとおる!(25)』巻の書影
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『新・コータローまかりとおる!(27)』巻の書影
ワシさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.45

33件の評価

4.7

27巻まで読みました

前作、コータローまかりとおるから、タイトルに"新"をつけただけの続編です。
一作の中で章立てされていた前作とは異なり、"新"の方は一貫して柔道の話になっています。

舞台は変わらず、超マンモス校の「私立鶴ヶ峰学園」で、前作は学園外も相手取っていましたが、本作は学園内大会のみの内容となっています。
前作ラストで留年が決定してしまった「新堂 功太郎」と「渡瀬 麻由美」は、いつもどおりのドタバタの日々を過ごしていたのですが、校内の柔道部メンバーといざこざを起こし、極端流空手道場の建っていた跡地と、そこに建つ巨大な道場を景品とした、学内の柔道大会に巻き込まれてしまう。
「新堂 功太郎」と「渡瀬 麻由美」、応援団団長の「鹿斗 典善」と、団長代行の「後 百太郎」は、元第一柔道部の「西郷 三四郎」、柔道を極めるべく空手を知るため極端流に入部した「三船 久三」と共に、新道場を取り返すべく柔道大会の優勝を目指すという内容です。

登場人物は前作に引き続き登場します。
ただし、メンバーは限られていて、前作のメインキャラだった天光寺輝彦や如月剣次といったキャラはほぼ登場しません。
新キャラがメインで、主人公のコータローも引き立て役のような立ち回りに感じたくらいでした。
D地区や蛇骨会の物騒なメンバーも登場せず、暴力的なシーンはあるものの、基本的にはスポーツマンシップに則っていて、前作7部の血なまぐさい、殺したり殺されたりの展開は無いです。
前作を読んでいたほうが楽しめますが、本作からでも問題ないと思います。

全般的に行っているのは柔道なのですが、景品を目当てに、文化部を含む校内の様々な部活動から柔道大会への参戦を名乗り出たという展開のため、柔道ルールで戦う異種格闘技戦のような感じになっています。
また、基本は柔道なのですが、様々な格闘技の薀蓄や、特殊ルール、そのルールが設けられた経緯などの解説が挟まっていて、興味深い内容でした。
柔道の基礎となった天神真楊流柔術の技・天狗勝が起源かという説がある"天狗投げ"を蘇らせたり、力のないメンバーがレスリング経験者を相手取るため寝技主体の"高専柔道"を身に着けたりと、柔道の奥深さと歴史を感じることができます。

前作同様、キャラは個性的で、話数は多いですがテンポが良く読みやすいです。
黒ギャルが出てきたり、チョベリバ・チョベリグといった当時の流行語が登場するなど、古いと感じる部分もありますが、今読んでも問題なく楽しむことができると思います。
なお、"コータローまかりとおる"はタイトルを変えた続編に続きますが、"新"の続編は長期休載中で、続きは出るのだろうか。

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