紫水ゆきこ

タグ：『異世界転移』『料理』『現代知識無双』
『うちは異世界召喚されやすい家系なの』というパワーワード。
「終わりよければ全てよし」「死活問題の過程を無視するな」というやりとりがこの作品を体現している。

色々な説明や過程が端折られすぎで金も持ってないのにどうやって食材手に入れてどこで調理しているの？とか、露天売りするための道具や場所等はどうした？とか、寝泊まりさせて貰ってた老夫婦とは別れの場面がなかったり、なんで現代の調味料が当たり前にあるんだろう？などなど描かれてもなければ説明もなし。

やってることは散々やりつくされた異世界で現代の家庭料理を作り、男の胃袋掴んで恋に落ちるだけ。他に特筆すべきものはなにもない。いや、強いて言えば最終話が一番読みやすかった。

いまいち。転生ものなのに前世の特徴を説明しきっていない。性悪の設定も生かせていない。薬草学？をやりたいのか治世をしたいのかがよくわからない。

バッドエンド回避だけじゃなく、自分磨きもしっかりする主人公はまさに女の子の理想！悩みながらも成長していく主人公から目が離せません！