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作品数:7
全644件
NeoMicro
3.8
面白かった記憶がある読み返したい
うえきの法則
レビュー(346)件
完結・全16巻
KH
5.0
神漫画ベスト漫画
doutor
4.2
タイムリープの能力漫画。ガッツリバトル系ではないが読みやすく、最後は少し考えさせられる内容で凄く好きです。個人的には名作漫画です。終わり方も良いです。もう本屋で新品では売っていないので、自宅にあるのを大切にします。表紙のデザインも好きです。
サイケまたしても
レビュー(89)件
完結・全15巻
koudoi
割とすき
うっちゃん
3.5
大人になりすぎた
総太郎
3.7
これほど厨二病をくすぐる作品はなかなかない
ゆず
4.0
面白かったなー!また読み返したいなー
サ
3.2
この作者お得意の異能力モノがうまく活かされた一話完結のドタバタラブコメディ「うえきの法則」「サイケまたしても」では個人的に能力の設定のガバガバさ(少年漫画的バトル漫画ではよくあるが)が気になってしまったが、この緩い作風には結構うまく作用しているというか、ギャグとして完結しているためかその適当さが気にならないようになっています。なにより、毎回ヒロインの能力が変わりそれに振り回される主人公というこのラブコメの構図は、目新しい面白さはないが、ベタに頭空っぽにして楽しめるような賑やかなノリなので、安心感を持って読むことができます。しかし、メインキャラにいまいち愛着が湧かないのは少し気になる点で、ちょっと捻った口調やデザインのせいなのかどハマりするほどのキャラクターの魅力はないのが、この手のコメディとしては致命的なのでは加えて恋敵的立ち位置のキャラも設定がツッコミどころ満載なのはさておき、やはり推しになれない絶妙にツボを押さえきれていないのも、この漫画の地味さ、そこそこの印象で終わってしまう残念な点。少年漫画のお約束のラッキースケベ要素も無駄といえば無駄で、このようなディフォルメがちな絵柄では意味をなしていないのも気になります。ギャグに特化してるわけでもなく、キャラ漫画としても弱い、登場人物たちの関係性もうまく絡んでいないためラブ要素も強くない、可愛らしい絵柄でエロも薄い、緩い作風で地球を救う設定もシリアスにはできない、全体的に惜しい、ある意味難しい作品です。
ポンコツちゃん検証中
レビュー(31)件
既刊10巻
うにたべたい
3.9
神の座を巡る神候補たちのバトルの代理人として天界人が選んだ中学生を戦わせ、最後に勝ち残った中学生の担当神候補を神にするというバトルが開催される。主人公の植木耕助はボーッとしていて意思薄弱、一見何を考えているのかわからないタイプなのですが、ふと見せた正義の行動により神候補だった担任教師・小林先生に特殊能力を与えられ、バトルに参加することとなります。優勝した中学生の担当神候補は神になり、中学生には 「空白の才」 という、自分の好きな才能を手に入れることができます。また、神候補の担当がついた中学生には、戦う際の武器として担当神候補より特殊な能力を与えられますが、それは 「XXXをYYYにする能力」 と表すことができます。早い話がこの特殊能力を与えられた中学生同士が戦う、能力者バトルマンガですね。主人公の植木は 「(手に包めるだけの)ゴミを木に変える能力」 を与えられるのですが、他の能力者は 「ビーズを爆弾に変える能力」 とか、 「トマトをマグマに変える能力」 とか、 「ゴム玉を濃硫酸に変える能力」 など、結構シャレにならない能力を持っています。作中、人死にがあるような描写は無いですが、神の代理として殺し合い紛いのことをさせられるとか、普通に人でなしな設定ですね。ただ、作中の中学生たちはその能力を惜しみなくノリノリで繰り出して来ます。「トマトをマグマに変える能力」 の人とか、コック姿で大量にマグマぶつけてくるので冷静に考えるとかなり怖い状況なのですが、あたっても"熱い"で済むあたりマンガだなぁという感じです。マンガが違えばガチグロ描写の連続となりそうですが、本作は熱い系の少年漫画なので、そこは凄い能力の相手が現れたくらいのレベルの受け止め方で、知恵と勇気と友情の力を持って切り開く展開になります。"金色のガッシュベル"が絵柄的にも展開的にも似ているなと感じました。なお、能力者は全員中学生のはずなのですが、相手はどうみても中学生に見えないマッチョやおっさんです。胸毛モジャモジャの汚い中学生オヤジは出てくるものの、ムチムチプリンな女子中学生は出てこないのはどういうことか。作者は週刊連載は初でデビュー作なので、作中の画力向上が甚だしく感じました。一方でストーリーは粗が多く、ラスト近辺では駆け足感があって能力の説明もよくわからなくなってきます。バトルも途中で「神器」というものが登場してからは神器メインとなり、植木の 「ゴミを木に変える能力」 の使用頻度が減ってきて、能力者バトル的な要素が薄れてきたのも残念。ただ、駆け足感があったもののストーリーとしてはきれいに終わっていて、序盤・中盤に伏線的に登場したキャラも忘れずに再登場してきたあたりは良かったです。続編として「うえきの法則+」があるのですが、こちらは打ち切り的に終わっているそうです。読むべきか迷い中。
洋楽をヘッドフォンで聞きながら登校し、クラスの輪に入らず、昼食時には太宰治を愛読する。外音を遮断し、夢がないと嘯く、斜に構えた葛代斎下という中学生の男の子が主人公。ある日、彼の幼馴染・枸橘蜜柑が、彼の目前で交通事故に逢い、この世を去ってしまう。その後、偶然足元が崩れて落下したモグラ池で溺れることにより、当日の午前7時に戻れることを知る。タイムリープを繰り返しながら運命に抗い、蜜柑の命を救うために孤独な戦いに身を投じる。ストーリーのスタートは、そんなリゼロかシュタゲのような雰囲気で始まります。ただそれらのように風呂敷は広げず、人生を諦めかけていたその少年が、能力をきっかけに自分の生きる意義を見つける展開となります。そこまでが1巻のストーリーで、2巻以降は一転、様々な能力を持った人物との奇妙な戦いの渦へと巻き込まれていく、ジョジョのような感じの物語になります。斎下以外の能力保持者 (オラクルホルダー) と出会い、思想のすれ違いや、あるいは自分の欲望のため能力を使う敵を相手に、斎下を中心としたメンバーが能力を駆使して戦うストーリーです。絵も違うし、スタンドのような具現化した能力も出てこないのですが、読んでてとにかくジョジョっぽいと感じました。こちらのほうがギャグ要素が高く、斎下も思考が危なかったり何が目的で動いているのかよくわからないところがある主人公なので全然違うはずなのですが、次々新手の能力者が襲い来る展開や、能力者を求めてネパールへ旅立つシーンなど、どっかそれっぽい感じがします。ジョジョに限らず、能力者ものでありがちな展開が多く、能力者バトル好きな漫画読みにはおすすめできる作品です。なお、ストーリー展開は冗長で、ストーリーだけを追うと不要なシーン・展開が多いですが、本作はストーリーよりも能力者どうしの掛け合いやバトルを楽しむ作品だと思いました。ラストは個人的に好きな展開です。個性のない中学生に降って湧いたようなギフトが与えられたとき、それを手放すことなんてできるわけがなく、そんな中学生の代表のようだった葛代斎下の決断は本作の集大成とするにふさわしいものだったように感じました。なお、現在、一週間限定でサンデーうぇぶりにて全巻公開されていたので読みました。全15巻、2020年3月14日までの限定公開中です。是非。
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