古泉 智浩(こいずみ ともひろ、1969年 - )は日本の漫画家。新潟県新潟市江南区(旧・亀田町)出身。祖父は亀田製菓の創業者の古泉栄治。現在、新潟の情報誌『Pas magazine』で「ところでここどこ?」を連載中。
田舎の男子高校生の無力感、未来への脱力感、性への焦り、青春時代に感じたものをドライに描いた新青春物語。どこにでもいる高校生のどこにでもある話をドラマに仕立て上げた作者の実力が光る一冊です!
生きている以上は、必ずどこかでどうしようもないことが厳然と目の前に立ちはだかる。たとえば、悩める童貞男子にとってのセックスがそれにあたるだろう。『チェリーボーイズ』は、タイトルそのままの20代半ばの童貞3人組が、立ちはだかる巨大な「無力感」という壁に対し、悩みながらも自分たちのやり方で立ち向かう小さな冒険劇だ。 <p> かつて誰もが童貞であり処女であったという当り前の、しかしなぜか見過ごされやすいその事実にきちんと基づいて、著者は3人組の脱童貞作戦を毅然とした態度で描いていく。作戦内容自体は最低なのだが、その身勝手な作戦に取り組む彼らの情けなくも真摯なひたむきさの中に、どこかに置いてきてしまった大切なものをふいに発見させられもする。「童貞」を簡単にあざわらえるような人が忘れてしまった、何も知らなかったころに見た、世界中に満ちあふれていた輝きを。 <p> そしてその輝きは、作戦のクライマックスにおいて3人組の前に降り注ぎ、かっこ悪すぎてかっこいいラストシーンを照らし出す。ただそれをやり遂げるだけでは得られない大切なこととは何か? その答えを、この愛すべきチェリーボーイズと共に探索してほしい。(横山雅啓)
ゾンビはもう、そこにいる。「オレにゾンビを殺させろ」「お前はゾンビをなめすぎだ」現代日本ゾンビ漫画の第一人者が刻む、ビターで進行形の終末青春黙示録。●TVドキュメントに取り上げられ急激に売れっ子になった“ゾンビ芸人”の壮絶な運命を描く「地下芸人がゾンビに噛まれた結果ww」(※WEB連載版にオリジナル・ラストシーン1P追加!)●優しかった親戚のおじさんが10年後にゾンビになっていた「ゾンビの森」●ゾンビ化直前に全身全霊でライブ現場に向かうドルヲタの最期「日本一スカートの短いゾンビ」他「ファイト・オブ・ザ・リビングデッド」「涙がとまらないゾンビ」等、傑作中短編全5篇収録!!
ある日突然、アソコが入れ替わってしまった高校生男女ふたり! ボンクラ漫画の第一人者が描く、青春おバカ・ファンタジー! アソコが入れ替わってからというもの、性格まで逆転しだした茂と梨佳。他の女と浮気を重ねる梨佳、もはや「待つ女」と化した茂…。奇妙な男女逆転の行く末はいったい…? 梨佳のクラスに、幼なじみの茂が転校してきた。イケイケの高校生に成長していた茂は、さっそく梨佳と神社でセックス。どちらかいうと受け身の梨佳は、茂の望むままに体を許して付き合い始めるが、どうにも「体目当て」の印象がぬぐえない。そんなある日、いつものように神社でセックスをしている最中、誤って石段から転落。幸い2人に大きなケガはなかったが、帰宅した茂は自分のアソコがなくなっていることに気付き…(第1話)。