石黒正数さんの作品の書影

石黒正数

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1,815

5.0

16巻まで読みました

愛されキャラの歩鳥が、商店街や高校の人たちを巻き込んで織りなす青春群像劇。

箸が落ちても笑う多感な頃、ちょっとしたことで一喜一憂したり、不思議なことが起こったり。
自分の過ごしてきた学生時代の心象風景を想起させるような、細やかで暖かな描写が心に刺さる。
ときどき途中で本を閉じて思い出に浸ったりしました。

楽しさ暖かさがベースで、不思議さや怖さも含まれてるのがこの物語の素晴らしいところ。
溝口先生めちゃ怖かった。

あと、「商店街の人たち」が物語の中心にいるのが、この作品の妙だと思う。
学校中心で同世代の人たちとの関係を描くだけでなく、色々な大人を巻き込むことで生まれるドラマは他にはない無二の面白さがある。

歩鳥をちっさい頃から知ってるばーちゃん、
ガタが来て店を閉じるラーメン屋の店主の話、
よくわからん方向に歩鳥を導く静、
いつもうるさいけどいざってときは頼りになる大人の3バカ親父トリオ。

お互いを昔から知ってる大人の視点が混ざることで、
「今まで」の歴史・思い出があっての
「今」なんだなぁ
ということが実感できて、味わい深い。

今のこの楽しい時間はやがて終わるけど、また新しい楽しい時間がやってくる。
そんな未来も想像させられる。
それでも町は廻っているのだ。

「『変わらない』とかそんなことより、何倍も尊いよ。」

天才肌で音楽好きでスタイル良くてツンデレで怖がりでオカルト好きな紺先輩がめっちゃ好きです。

それでも町は廻っている

レビュー(421)件

完結・全16巻

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