桜井画門

絵や作品構成を含めて最高の作品でした！特に戦闘シーンでの動の絵と悲しいシーンでの静の絵笑いどころの抜けた絵のメリハリがはっきりしていて読みやすかったです。
漫画の構成も最初の原作者さんが抜けたとは思えないほど伏線もありつつキャラクターの心情や過去などの深みのある作品でした！

あえて言うなら最後まで戦っている相手というのが変わらないのと敵が最強な上に性格的な面が良い意味でも悪い意味でも一貫しているので主人公の負け方がワンパターンなので少しダレる部分がありました。

けど、その分主人公が最後勝った時の勝ち方に納得のいくものであり、「亜人とは？」というテーマを最後に突きつけられていたのは面白かったです。

亜人の設定を活かしたぶっ飛んだ戦闘が最高だった。
シンプルなんだけどなるほどなぁと唸らせられる戦闘。
何よりも主人公の永井と敵である佐藤が本当に魅力的。
永井の合理的な部分と情動的な部分が混ざった人間らしさや佐藤の悪役として期待を裏切らず行動とあのキャラクター像は生い立ちとか過去の出来事ではなく持って生まれた性なのが良かった。
最後があっけないって意見が多いけど合理的な永井があの行動をとったことに意味があると自分は思う。