JKと腹黒イケメン弁護士の政略結婚ラブ! 「俺たち結婚したんだし することはするよ」彼女の夫となった人はそう言って、ネクタイをゆるめた―――… 三条宵の祖父が逝った夏。天涯孤独となった彼女は、弁護士の月島暁人と結婚した。屋敷を守るための政略結婚。そう、愛なんてないと思っていた。彼の内に秘めた、狂おしく切ない恋心を知るまでは…… 天才・七尾美緒が描く、女子高生×イケメン弁護士の結婚生活。甘すぎる溺愛ラブストーリー! 「私は天才を飼っている。」とコラボした「私たちはヘンタイを飼っている。」も収録。★contents★ 宵の嫁入り 初夜「俺たち結婚したんだし、することはするよ」 第二夜「これはお仕置きだから」 第三夜「下着のいらないことしてればいいよ」 第四夜「俺のこと好きみたいだね」 私は天才を飼っている。×宵の嫁入り 「私たちはヘンタイを飼っている。」
「面倒くさい人だなぁ」 そんなこと言うなら、私のことなんて放っておけばいいのに。 「桐島さんって、どっちかっていうとブスですよね」 「頭も悪いし、どんくさいし…、漫画の編集者としては最悪ですよね」 …そりゃあ、そうです。 18歳にして天才の名をほしいままにしている売れっ子漫画家の伊吹先生にかかったら、私なんて、ミジンコみたいな存在だと思います。 「でも…なんでだろう? 俺、あなたと恋がしたいんです」 「面倒くさいと思うけど、あなたに振り回されるの、嫌いじゃない」 全ボツだらけの人生を、彼が全部描き直してくれた。 世界一甘い、ラブストーリーに…。
彼は無口な人です。たまに口を開けば、単刀直入なことしか言いません。「つまり、俺と結婚して欲しい」「君は本当にバカだな」「前もって言っておくが、今後も君をつけ狙い結婚をせまる予定だ」「君の人生に介入しにきた」でも、なぜでしょう。全然びっくりしないのです。むしろ、ずっと以前から、彼がそう思っていたこと知っていたような気がするのです。その目、口ほどに。今話題の作家・七尾美緒が結婚をテーマに描いた「その目、口ほどに。」「おいで、僕のことり」他、短編および描き下ろしを含む珠玉のよみきり集!!