谷口ジローさんの作品の書影

谷口ジロー

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作品数:74

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74

『父の暦』の書影

父の暦

3.31

347

発刊: ~

既刊2巻

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陽一が郷里を想うとき、いつも決まって想い浮かぶ情景がある。早春の早い午後、幼い陽一は父の営む理髪店の床の上に座りこんで遊んでいる。ぽかぽかと心地よい陽だまりの床。それはどうやら、かなり幼い日のもっとも心なごむひとときのように思われる…。父が死んだとの連絡を受けた陽一は、郷里の鳥取に帰ることになった。十数年ぶりの郷里はすっかり街並みが変わってしまい、なかなか郷里に帰ってきたという実感が湧かない。それでも実家に近づくにつれ、記憶にある景色が目につくようになってきた──。昭和27年4月、鳥取大火の炎によって焦がされた父と子の絆は!?鬼才が「犬を飼う」「欅の木」に続き、三たび挑む人生の機微!!

『散歩もの』の書影

散歩もの

3.04

322

発刊: 2009.10.29 ~

既刊1巻

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文具メーカー勤務のサラリーマン・上野原が、勤務中や休日に歩いた都内の風景の数々。北品川、目白、吉祥寺、井の頭公園…。ふと目にとまった出来事を淡々と描くことが、ここまで上質な人間ドラマを生み出した。「孤独のグルメ」の黄金コンビが贈る、極上のエッセイ風コミック。

『歩くひと』の書影

歩くひと

314

発刊: 1998.09.01 ~

完結・全1巻

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▼第1話/鳥を見る▼第2話/雪が降る▼第3話/町に出かける▼第4話/木のぼり▼第5話/雨が降る▼第6話/夜泳ぐ▼第7話/台風のあと▼第8話/長い道▼第9話/星の降る夜▼第10話/路地をぬける▼第11話/かすんだ風景▼第12話/桜の寝床▼第13話/忘れもの▼第14話/夜明け▼第15話/よしずを買って▼第16話/いい湯だな▼第17話/海を見に来て▼解説・村上知彦●登場人物/夫(郊外の借家に引っ越してきたばかりの男。年齢40歳前後)。妻(夫とともに郊外に移り住んできた)。ゆき(この家に迷い込み、飼われることになった飼い犬)。●あらすじ/仕事の都合で郊外の一軒家に引っ越すことになった夫婦。夫は着くなり、「ちょっと歩いてくるよ」と言い残し、家を後にする。行く先々で、都会では見られない自然を感じながら歩いていくうち、林でバードウォッチングをしている人を見かける。望遠鏡を覗かせてもらった彼の眼に、初めてシジュウカラの姿が飛び込んできた。そうして家に帰ってみると、一匹の白い犬が迷い込んで来ていた。前の飼い主が置いて行ったというその犬を、彼ら夫婦は飼うことにする(第1話)。●本巻の特徴/1回の掲載分8pのなかで、日ごろ眼に止めないようなある町の風景の数々を、「あるく人」の眼から繊細なタッチで畏敬や憧れの対象として描き出してみせる珠玉の小品。『「坊っちゃん」の時代』で98年手塚治虫漫画賞を関川夏央とともに受賞した谷口ジローが、その連載と平行して描いた異色作である。●その他データ/『モーニング・パーティー増刊』90年30号~91年47号掲載。

『餓狼伝』の書影

餓狼伝

3.00

311

発刊: ~

既刊1巻

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餓狼伝 (MF文庫) [文庫] [Nov 01, 2005] 獏, 夢枕; ジロー, 谷口

『晴れゆく空』の書影

晴れゆく空

3.23

308

発刊: 2009.11.18 ~

既刊1巻

新刊通知

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『jiro taniguchi』の書影

jiro taniguchi

272

発刊: 2016.02.29 ~

既刊1巻

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『遥かな町へ』の書影

遥かな町へ

3.17

246

発刊: 2004.11.30 ~

完結・全3巻

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▼第1話/彼方への扉▼第2話/14歳▼第3話/ふたたびの春▼第4話/軽いめまい▼第5話/時の空▼第6話/父の領分▼第7話/心の風景▼第8話/見知らぬ位牌▼第9話/父と母▼第10話/恋のゆくえ▼第11話/美しき女(ひと)▼第12話/幸せな家族▼第13話/夏の情景▼第14話/父を待つ▼第15話/それぞれの心象▼第16話/時の旅人●主な登場人物/中原博史(48歳のサラリーマン。34年前の中学生時代にタイムスリップしてしまう)●あらすじ/48歳の会社員・中原博史が、京都出張の帰路にふらっと乗った列車。それは自宅のある東京へ向かう新幹線ではなく、故郷・倉吉へ向かう特急列車だった。だが、なんとなく途中で戻る気にもなれず、結局故郷にたどり着いた彼は、死んだ母の菩提寺へと足を運ぶ。母の墓前で突如激しい目まいに襲われた博史が気がつくと、なんと中学生の姿に戻っていて…(第1話)。●本巻の特徴/34年の時を越え、中学生時代の故郷・倉吉にタイムスリップした博史。最初の戸惑いにも徐々に慣れ、かつて憧れていた少女と二度目の青春時代を楽しみ始める。だが、まもなく父が家族を捨て、失踪してしまう「事実」を思い出した博史は、これを思いとどまらせようと決意するのだが…。谷口ジローの名作シリーズが、リニューアル版全1巻で再刊行!●その他の登場人物/中原和江(博史の母。34年前に夫に失踪され、22年前に48歳で他界)、中原京子(博史の3歳違いの妹。20歳のとき結婚している)、永瀬智子(中学生時代の博史の級友。男子の憧れ的存在)、島田大介(中学生時代の博史の悪友)

『歩くひと』の書影

歩くひと

3.00

238

発刊: ~

既刊1巻

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《普通の人の散歩、そこから見える風景を描いた「歩くひと」はせりふがほとんどなく、絵そのもので表現するスタイルを取った》  この作品を描いたのはバブル末期の90年。日本中が忙しく走り回っている印象がありました。このままでは日本はだめになるのではないか。もっとゆっくりでいいのではないかと感じていました。人間は長い距離を走り続けることはできません。逆にゆっくり歩くことで、普段は見えなかったものが見えるのではないか。そんなメッセージを込めました。  作中の主人公は私自身で、連れて歩く犬は、当時飼っていたサスケがモデルです。サスケと実際にゆっくり散歩すると、今まで見過ごしていた小さな路地や、名も知らない鳥、マンホールの蓋(ふた)の模様などが目に映り、新鮮な輝きを持ちました。  描いた当初は「気持ちいいな」「きれいだな」というせりふを入れたのですが、編集者と話し合い、感嘆文や感情を表す形容詞をできるだけ省略しました。次第にせりふが減り、後半部分ではほとんどありません。こうなると、表情や背景が非常に重要になる。この作品から、背景を重要なキャラクターと考えるようになりました。

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