舞台は埼玉県の、とある芸術大学。 主人公は、デザイン学科2年の吉持 星(よしもち・せい)。 デザインの才能はピカイチ、だけど潔癖症で人嫌い。 もうひとりは、美術学科2年の園部明里(そのべ・あかり)。 芸術的才能はないが、コミュ力と上昇志向の塊。 明里は吉持の才能を目の当たりにし、それに乗っかろうと企むが……。
芸大に通う女子大生の話なんだけど、美術的センスとか、美的感覚の視点だけではなく、デザインの腕や技術、速さなど職業としての視点からもデザイナーとしての才能を描いており、心に突き刺さる話やセリフが多く素晴らしい作品 全体的にコミカルで読みやすくもあり、美大生・大学生の特有のノリも読んでいて楽しいものになっている 加えて、作中作品の出来も秀逸で、というより作品内でしっかりと説得力のあるものが作品として出てくるのでその点も好印象 3巻という少ない巻数だけど無駄なエピソードが一切なく、天才と凡才の切ない関係が綺麗にまとめられており、個人的に結末とエピローグは名作と呼べるレベルだと思います。 でもこのキャラクター達も好きだったのでもう少し続きもしくは他のエピソードも読んで見たかった、、
by サ (572)新しき才能、山本和音の初作品集! 失われていくものたち。それでも僕たちは生きていく。 『星明かりグラフィクス』『生き残った6人によると』の山本和音、初の作品集。 ポップな絵柄とセリフ回しの妙、内に秘めたテーマ性。 新しき才能、山本和音が描いてきた、ショートショートから中編までの作品群を収録。 【収録作品】 太陽からの手紙/夏を知らない子供たち/まどか田園へ行く 100ドルは安すぎる/怪獣警報/銀河鉄道の女/コーディネートレンジャー 中学生はよく食べる/雨は止んだか/ナイトゲーム/恋と夜をかけろ