実在の「コの字酒場」の名店がマンガに! 土山しげる最新作は“ふれあいグルメ”。コの字酒場とはコの字カウンターがある大衆酒場のこと。そのカウンターには上座も下座もない。誰がどこに座ってもフラットな関係だ。そんなコの字ならではの空間が醸す「人のふれあい」と、その店でしか味わえない「極上の酒と肴」を、読む者の胃袋を刺激してやまない食マンガの大家・土山しげるが描く! 仕事のミスで落ち込む“コの字ビギナー”の主人公・吉岡が、大学の先輩・恵子のススメでコの字の扉をおそるおそる開く。最初は戸惑いつつも、酒がすすみ、肴に感動し、店主や客と少しずつ打ち解けるなかで、コの字の魅力にハマっていく……原作は、「コの字酒場」の命名者である加藤ジャンプ氏が執筆。マンガの舞台は、これまで訪れた400軒以上のコの字から都内近郊の9店を厳選! 各話に付くコの字のコラムも執筆!!
彼の名は香住武(かすみ・たけし60歳)。35年のサラリーマン生活を終え、無事に定年退職を迎えた。彼は自由すぎる時間を手に入れ、「ひとり飯」「ひとり酒」の楽しみにはまり込む。人目など気にせず、己の流儀で、ぶっきらぼうに食べたい。その様を例えるならば、まるで野武士のようだ…… と、香住はひとりごつ。湧き上がる食欲は、もう止められない。食との対峙── 孤独に、果敢に、そして自分の心と葛藤しながら酒食と向き合う香住武の物語。「九月の焼きそビール」「タンメンの日」「かっこ悪いスキヤキ」「釜石の石割桜」「文士の鰻重」「野武士のランチステーキ」「ハモニカ横丁のソーキそば」など、食べずにはいられなくなるストーリー12話の新装版。