篠原千絵

いうほど大作にはおもえなかった

『天は赤い河のほとり』の作者さん。(『天は赤い河のほとり』の方は初めの試し読みしかした事ないけど、手をつけたら多分止まれずに数日潰す事になりそうで手が出せない?)

ある日身に覚えもなく命を狙われる蒼子。彼女を狙う西園寺彬が語るのは信じられない真実で、受け入れられない蒼子は彬とともに引越し前の土地を訪れる。蒼子のルーツ探しからやがて壮大な話が始まっていく…。

この作者さんはなんというか吸引力が凄い。ちょっぴりホラーなテイストもあり、謎が謎を呼び、飽きない展開。主人公が若干メソメソグジグジするところにじれったくかんじる事もあるけれど、そういうのもひっくるめて少し昔のマンガの良さがある。

んで、財閥だけあって彬の金遣いがまあ凄い。財閥と言えば道明寺司ですよ。あれ、2人とも〇〇寺って苗字だね。店頭に飾ってある車のチューンナップこれでよろしくってメモをポイってするシーンが地味に好き(散々ラブやバトルあってチョイスそこ？)

めっっちゃ好き。20代です。家族に会わせてほしかったのが1点あるけど、！

今読んでも十分面白い。
高雄の愛に泣いた。

転生チートって最近流行りだけど、昔からあるんだよね。そう思うと少女漫画のほうがこのジャンルは先いってるのかも？
と言いつつ、異世界ではなく紀元前のメソポタミア文明あたりへの転移。
王子に愛されて、現代の倫理観と知識と生まれ持った運動神経で頑張る、恋愛漫画。
読み始めたら止まらない。

連載当時としてはすごく刺激的で斬新でした

篠原先生にしては終盤の詰めがイマイチ

じっくり描ききってほしい
スコアは暫定

今読み返すと多少古さを感じるが、それを凌駕する面白さがある
転生物の源流かも