湯木のじん

マンガMeeにて追っかけ中。

きろく

久しぶりの少女漫画、なかなかキュンとしてよかったなぁ。九条くんは割と一貫してクズだけど、闇のあるイケメンってなんか癖になるのわかるよ（主人公に共感）

聴覚障害。心臓移植。同性愛。なかなかに重いワードが並ぶと思いきや、軽やかに物語は進んでゆく。
「ああいう人」とよく、括られる人々。「ああいう人」ってどんな人？別にどんな人でもない。普通の人ですよ。無知、想像力の無さは時に暴力になるのだ。
それを知ってる人にはめっちゃ刺さる。

え、良い、、！
題名がふつうな僕らのっていうのも良いです
ゆっくり進んでいくこの感じ嫌いじゃないなあ
続きも期待

耳が聞こえなくなってしまった少年・一颯と幼い頃に心臓移植手術を施し、今は元気に過ごす少女・椿の物語。耳が聞こえないというセンシティブな話題を中心に進んでいくが、そこに重たさは全く感じず、全体的に爽やかさが溢れているため、読了後、毎度心地よさを感じられる。

主人公の椿は根が良い子で、嫌味がなくとても一途なため自然に応援したくなる。まっすぐな椿の心が、他の登場人物の心を動かしている。

他の登場人物も心に陰があるのが、人間味をリアルに感じられて感情移入しやすい。

欠点としては、場面の切り替わりがわかりにくい面が多々ある。そこが読みにくいので、何度も行ったり来たりしないと理解できないことがあった。

記憶戻って欲しかったにつきる。1週間に半話だったからあんまり覚えてないけど、そんなに好きじゃなかったかなぁ。