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作品数:3
全1,813件
NeoMicro
4.2
少し冗長な気もする
ゴールデンカムイ
レビュー(1765)件
完結・全31巻
KH
5.0
神漫画
加藤
3.3
ギャグのノリは面白いけど、キャラの名前は覚えづらくキャラの見分けも難しい。そして一気にキャラクターが増えるため相関図もわかりにくく、何となくでしか物語を追うことができない。
うっちゃん
4.0
色々盛り込んで最後まで面白いの凄すぎる 変です
うにたべたい
4.5
明治末期の北海島を舞台にした作品です。アイヌを殺害して金塊を奪ったとされ網走監獄に収監された男が、金塊の在処を残すため複数の囚人の身体に隠し場所を示す入れ墨を彫り脱獄させます。入れ墨は一つでは場所がわからないようになっており、金塊の場所を特定するためには、囚人の入れ墨・刺青人皮を集める必要がある。財宝の在処を巡る複数陣営の争いを縦軸に、アイヌと北海道の歴史、アイヌ文化や自然について語られる内容となっています。主人公は元・日露戦争の陸軍兵「杉本佐一」。彼は亡くなった友人の妻であり幼なじみの「梅子」の眼病の治療費のため、お金を必要としています。そんな折、偶然に出会った網走監獄の脱走兵から金塊の話を聞き、戦いの渦に飛び込んでゆく展開です。また、杉本は、冬眠明けのクマに襲われていたところ、アイヌの少女「アシㇼパ」に救われます。殺害され金塊を奪われたアイヌは彼女の父であり、アシㇼパは父の仇を討ち金塊を取り戻すため、杉本と行動を共にします。杉本の他に、鶴見中将率いる陸軍第七師団、蝦夷に独立国家を築くため金塊を狙う元新選組副長「土方歳三」陣営の、大きく3つの陣営が金塊を狙っていて、北海道中に散らばった入れ墨を持つ囚人を巡り競い合うという内容です。奪い合いは刀や鉄砲で殺して奪うのが基本で、熊による獣害描写もあります。集めるものがそもそも人の皮ということもあり、全体的にグロいシーンが多々あるので注意が必要ですね。また、3つの陣営は競い合っているのですが、分裂したり、一時的に手を組むこともあり、登場人物も多いです。2022年4月7日から28日までの全話公開で一気読みしてみましたが、状況がわからなくなることがあり、どちらかというと一気に読むには向かない作品だと思います。コミックスでは加筆がされるそうなので、コミックスでも読み直してみようと思っています。各陣営のキャラは非常に個性的で、危ない思想を持ったキャラが多いです。またキャラクターは筋肉質な野郎の割合が圧倒的に多く、濃厚な野郎同士の絡みを楽しめる作品でもあります。ラッコ鍋の場面などは特に有名ですね。時にはいがみ合っていた男たちがラッコの熱にあてられ、情熱に任せて取り組みを行うというとんでもない名場面です。また、ほとんど唯一のヒロインと言えるアシㇼパさんも、アイヌの食文化で美味とされる小動物の脳みそや目玉を杉本に食わせるシーンでドン引きする杉本を恐ろしい表情で見つめるなど、ヒロインというよりも顔芸の印象が強いです。本作において、ロマンスと言われて思いつくのは野郎同士の絡みですね。アイヌの文化についても詳しく読むことができます。その内容は北海道アイヌ協会からも評価されていて、資料や文献の正確さは信頼できると思います。作中、杉本たちは樺太にわたりますが、日本でもロシアでもない、アイヌという民族目線の樺太が書かれていて、その歴史とも相まって興味深く読めました。ラストも、現在も続くアイヌ文化を残す活動につながっていくようなきれいな終わり方でした。大団円ですが、最後は白石が持ってっちゃいましたね。
あんどう
本当におもしろかった。無料公開でバタバタ全部読んだから単行本で買う。全員魅力的。なんといってもゲンジロちゃんがかわいすぎるねん。
ゆゆ
4.6
激アツ〜〜!!最初登場人物多くて読み進めるの大変だったけど途中からほぼノンストップで読んでたラストも最高だしギャグもめっちゃすき
音無
4.8
めちゃオモロだった
い
このレビューにはネタバレを含みます。
控えめに言って最高?備忘録を兼ねてネタバレありで語ります。維新とか戦争系には弱くて今まであまり読み進められたことがなかったけど、金カムはサクサク読めてよかった。正直夢中で読んだのと無料期間に読み終えたいのとで流れが曖昧やけど、とにかく杉元とアシリパの関係性最高すぎる。「俺は不死身の杉元だッ!」がほんまにかっこいい。北海道とかアイヌの野草とか生き物とか風景が細かに描かれてて、知らん間に知識が入ってくる。”文化”をこんなに素敵と思ったのは初めて。おばあちゃん(フチ)の温かさも伝わってくる。子供を大切に育てたり子守唄を聞かせるのもアイヌの考えの一つなんやな〜と。素敵。あと白石is精神安定剤。逆に鶴見は怖すぎる。現代のビジネスマンとして営業させてもめっちゃ強そう。でも一番強いと思うのはやっぱり土方歳三。あの映像がサラサラ変わっていく感じの表現の仕方はさすが野田ニシパです。ストーリーでいうと尾形が、、、尾形がさ、、、チタタプもヒンナも言えたのに、、、!スパイとか派閥の移動があって途中から頭ゴチャゴチャして、「こいつおった!?」っていうキャラのまんま最後まで読んでしまったから、次は関係図書いてしっかり読み進めたい。伏線とかも回収しきりたい。ええ、購入するつもりですよ全巻!大地を感じに、アイヌに触れに、北海道に行きたくなりました。素敵な作品をありがとうございました。
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キャラクターよし。関係性よし。感情闇鍋ウエスタンのキャッチフレーズの名の通り、目紛しく移り変わる協力者と対立構造。その関係性が織りなす感情の渦は31巻分ずっとジェットコースター。でもこの作品がもっとも素敵なのはタイトルの説得力。アイヌ文化の紹介漫画的な側面はただの文化紹介グルメエンタメなんかではなく、タイトルが象徴する架空の概念の実在感を感じさせる強い根拠になっている。この漫画の旅で辿ってきた積み重ねこそがタイトルの本質なのだという事が判明する終盤のタイトル回収のシーンでこの作品が傑作だと確信した。週刊漫画らしく、キャラクターのポジションやメタ的な扱いが180度以上に変遷していくライブ感を強く感じさせつつも、その過程がキャラクターたちの末路を決定していく様な因果だらけのクライマックスの畳み方は職人芸。その1つ1つが長期連載に付き合ってきた読者に対して見事に期待に応えてくれるものばかり。その上で、最終的な物語の軸は最初から一切ブレていない。暴れ馬に跨って必死に食らいついていたらいつの間にか目的地に寸分の狂いなく着いていた、そんなマンガだった。最高。
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