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作品数:2
全137件
尾後ポゴ
3.4
このレビューにはネタバレを含みます。
良かった点・ゾンビものと日常系の融合結局ゾンビものの良さって「制限された空間」と「安全地帯」、「情報のある不便さ」と「情報のないことによる生活の掌握」というパラドクスの中にあると思う・高校生の進路とストーリーの見立てストーリーの進行を進路相談→卒業→進学→大学生活→就職と見立てていたのが良かった・章ごとの成長章ごとの問題解決が、主人公たちの成長とリンクしている・ゆきという存在「そんなことしてる暇があったらもっとやれることがあるだろ」に対する一つの解答悪かった点・投げっぱなしおそらくもう少し時間をかけて回収するはずだったであろう伏線が投げっぱなし、ないしは駆け足で回収されている
がっこうぐらし!
レビュー(134)件
完結・全12巻
ゆき
3.5
日常系詐欺。面白かった。
うにたべたい
3.8
"がっこうぐらし"完結から3年後の世界を描いた続編。※ 本レビューでは、元作品の"がっこうぐらし"の内容に触れるため、もし元作品を読んでおらず、読む予定がある方はネタバレがあります。元作品、"がっこうぐらし"で活躍した各キャラクターを主役にした短編集のような形態です。各話で各キャラクターメインのストーリーが展開される一話完結型で、前作のストーリーがあった上での過去話や、未来に向けて歩み続ける内容です。"がっこうぐらし"があった上での本作となるため、元作品は読んでおかないと楽しめないです。読む感じ3年後の本作では、細菌を殺す薬が開発された様子で、ゾンビ化して死ぬ人よりも出産数の方が多く、パンデミックは収束に向かっているようです。第一話の主役は人類復興の仕事に就いた若狭悠里で、平和に向かう世界の様子が述べられます。第二話では悠里と共に学園生活部だった恵飛須沢胡桃がメインで、ゾンビ化は免れたが下半身不随となった彼女はドクターを目指して勉強をしています。それ以外にも、稜河原理瀬や自堕落同好会などの面々がメインのストーリーが展開され、読んだのが結構前なので懐かしさを覚えました。また、一方で、元作品読了から時間が経っていたため、ストーリーを結構忘れていて、主要キャラだったはずの青襲椎子や、武闘派の神持朱夏などは完全に覚えていませんでした。元作品ありきの本作なので、思い出すため"がっこうぐらし"を読み返す必要がありました。個人的には、"なんとなく覚えている"状態だと結構きついと思います。可愛らしい絵柄で騙しのうちのようにゾンビアポカリプスをやっていた元作品と異なり、本作は普通にほんわかしています。原作・原案は変わらずニトロプラスの海法紀光氏だったので、どこかでヤバい展開になると身構えていたのですが、そういう意味では拍子抜けでした。とはいえ、元作品で恩師がゾンビになり、親友も殺すか否かの選択を迫られるというハードな状況をくぐり抜けてきているので、本作によって本当に救済されたんだなと思います。"がっこうぐらし"を読んだ方は是非こちらも併せて読んで欲しいと思いました。
がっこうぐらし!~おたより~
レビュー(3)件
完結・全1巻
3.9
屋上で野菜を育て、太陽光発電でお湯を沸かし、非常食で食事を済ませるなど、学校の施設のみを用いて生活をし、学校で寝泊りをする"学園生活部"。本作開始時はそこに所属する女子高生3人「丈槍由紀」、「恵飛須沢胡桃」、「若狭悠里」と顧問の先生「佐倉慈」が主役です。いつもと変わらない日々、楽しい毎日を過ごす由紀と、その明るさに救われるメンバーですが、やがて備蓄が尽きてゆく。そんな折、由紀は遠足に行くことを提案します。無免許の車を飛ばして、道を歩く元同級生だったかもしれないリビングデッドを蹴散らし、食料を求めて、一行はショッピングモールにたどり着く。かろうじて平和な空気なのは第1話の途中まで、やがて本作は増殖したゾンビにより崩壊した社会で何とか生き残った少女たちの物語と移行します。まんがタイムきららフォワードに掲載していたゾンビアポカリプスもので、可愛い絵柄に反してハードな内容が特徴です。原作がニトロプラスである以上、お察しですね。人がそのまま腐った状態で動き回るゾンビを、スコップなどを武器に惨殺して回るシーンが多々あり、ゾンビになってしまった仲間との対峙や、精神が壊れてしまう描写や仲間割れなど、普通にゾンビものとしてのフォーマットに則っています。ただ、絵柄が可愛らしく、グロさや恐怖の演出には乏しいです。ゾンビは出ますが、かわいい女の子達がきゃあきゃあ言ってゾンビを殺したりゾンビになったりするような内容で、あまり臨場感のようなものは感じませんでした。また、ゾンビにより崩壊した世界を描いた作品ですが、いわゆるパニックホラー的な作品ではないと思います。少女たちが自分たちの居場所(=がっこう)を守るため抵抗をする物語で、アクションを求めると肩透かしを食います。いわゆる、絵は可愛いけど内容はショッキングな、まどかマギカのような作品かというとそういうわけではなく、絵と作品の雰囲気は合致していると感じました。少女漫画ライクな作風ですが、展開が早くわかりやすいです。夜にちょっとだけ読もうと1巻を捲ったら、気がついたら全巻読み終えていました。ラストもこの手の作品には珍しく投げっぱなしにせずにちゃんと結末がついています。なお、本作はアニメ化、実写映画化していますが、展開はどれも異なるそうです。機会があれば他のメディアも見てみたいです。
さほ
4.1
鬱漫画と言われてるけど、この漫画のテーマは「閉塞した空間で、いかに青春をエンジョイするか」なので、コロナ禍の今にこそ読んで欲しい。ゾンビに囲まれて外に出れない絶望的な状況でも精一杯楽しむ主人公達を見ていたら、こんなご時世でも楽しみようはたくさんある!と思うことができます。私は鬱漫画というよりむしろ、元気がもらえる漫画だと思います。そしてキャラクターがとても可愛い。特にくるみちゃん。
ももか
4.4
終わりはちょっと弱くなってしまっていた。ハッピーエンド
YW
2.0
最初の1巻ぐらいの内容は良かったが、その後からエンディングまではゾンビものとして練り不足。マンガとしてのコマの流れがわかりにくい。アニメ版は良かった。
mika
3.0
もってる
えふい
4.0
喪い、数々の絶望にもまれながらも生き抜いた4人の、最後に辿り着いた場所は──。 実に"誠実"な作品だったなぁと思う。巷に溢れるパニックホラーのように安易なエログロに走らず(掲載誌的に無理だろうが)、超展開を持ち出したりもせず。すべてがあの場所に収束し、希望を未来へつなぐラストには素直に感動。とても爽やかな読後感だった。余談ながら、展開がハードになるにつれて激しくなる作画の筆致も見どころのひとつだと思います。
あまね
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