がっこうぐらし!~おたより~

海法紀光[ニトロプラス]千葉サドル

3.19

5

発刊:2021.10.12 〜

完結・全1巻

『がっこうぐらし!~おたより~(1)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

あらすじストーリー紹介

パンデミック収束後の世界で、手紙が紡ぐ、みんなの「その後」。彼女たちは自分の目指すべき道を歩んでいます。「ずっとみんな一緒」ではない、学園生活部の近況を「おたより」にのせてお届けします。

この漫画の詳細情報

はじめての方はこちら

この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.19

3件の評価

3.8

1巻まで読みました

"がっこうぐらし"完結から3年後の世界を描いた続編。
※ 本レビューでは、元作品の"がっこうぐらし"の内容に触れるため、もし元作品を読んでおらず、読む予定がある方はネタバレがあります。

元作品、"がっこうぐらし"で活躍した各キャラクターを主役にした短編集のような形態です。
各話で各キャラクターメインのストーリーが展開される一話完結型で、前作のストーリーがあった上での過去話や、未来に向けて歩み続ける内容です。
"がっこうぐらし"があった上での本作となるため、元作品は読んでおかないと楽しめないです。

読む感じ3年後の本作では、細菌を殺す薬が開発された様子で、ゾンビ化して死ぬ人よりも出産数の方が多く、パンデミックは収束に向かっているようです。
第一話の主役は人類復興の仕事に就いた若狭悠里で、平和に向かう世界の様子が述べられます。
第二話では悠里と共に学園生活部だった恵飛須沢胡桃がメインで、ゾンビ化は免れたが下半身不随となった彼女はドクターを目指して勉強をしています。
それ以外にも、稜河原理瀬や自堕落同好会などの面々がメインのストーリーが展開され、読んだのが結構前なので懐かしさを覚えました。
また、一方で、元作品読了から時間が経っていたため、ストーリーを結構忘れていて、主要キャラだったはずの青襲椎子や、武闘派の神持朱夏などは完全に覚えていませんでした。
元作品ありきの本作なので、思い出すため"がっこうぐらし"を読み返す必要がありました。
個人的には、"なんとなく覚えている"状態だと結構きついと思います。

可愛らしい絵柄で騙しのうちのようにゾンビアポカリプスをやっていた元作品と異なり、本作は普通にほんわかしています。
原作・原案は変わらずニトロプラスの海法紀光氏だったので、どこかでヤバい展開になると身構えていたのですが、そういう意味では拍子抜けでした。
とはいえ、元作品で恩師がゾンビになり、親友も殺すか否かの選択を迫られるというハードな状況をくぐり抜けてきているので、本作によって本当に救済されたんだなと思います。
"がっこうぐらし"を読んだ方は是非こちらも併せて読んで欲しいと思いました。

この漫画が含まれるまとめ

この漫画が含まれている
まとめリストがまだありません

レビューしてまとめリストに追加する

この漫画を読んだ人におすすめ

Loading ...
Loading ...