藤間麗

登場人物に悲しい過去があって、その立場(環境)ゆえに素直に生きられず歪んでしまったけど、何かのきっかけで素直に生きられるようになったり死ぬ間際に本音が出る
みたいな人がすごく多いと思った。

ラスト、なぜ人と亜人で国をわけたのか分からなかったけれど、読み進めてロキの「時間が必要なんだよ 人間じゃなくてはできないこと 亜人じゃなくてはできないこと お互いに必要なものだと皆が気付かなくてはいけないんだ」で納得した。
無くしてから分かることってあるよね。

ロキを思うと悲しい終わり方だともいえるけど、ロキが残してくれたものをナカバやシーザやみんなが繋いでく、この終わり方もありだと思いました。

その他思うことは、亜人やアルカナという能力は出てくるものの、特に深い伏線や設定は無い。そこは少女漫画って感じ。