作品数:44
ファンになる設定自体はよくある幼馴染モノで、本心が伝わったら壊れてしまう危うさのあるセフレ関係モノ。 ――伝わるな、この恋。 このキャッチコピーに色々してやられた。巧い。受のツンデレっぷりを表現するのにピッタリだった。この言葉を見ちゃうから、切なさが増す。台詞回しが良かった。 意地を張って素直になれない幼なじみの二人。虚勢を張って本気を見せないセフレの二人。いつまでも側にいたい、だから言わない。だけど、俺だけを見てほしい。もっと触って欲しい。 ――誰よりも近くにいるのに、誰よりも遠い。 近くにいすぎて想いを伝えられないでいる、2カップルの恋物語。 個人的に、「近くて遠い」の志乃棗編はベタといえばベタだけど一生懸命さにどうしようもなく萌えた。ファンの間でも人気の作品。 確かに、これは……胸に響く。【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】
逢水神社の跡取り息子の旭には、いけ好かない幼馴染みの兼光がいる。時任組の若頭である兼光は、寡黙な鉄仮面で、旭は幼い頃から何かと鼻につく態度でバカにされてきた。そんなある日、旭の前に「縁結びの神様」と名乗る縁(ゆかり)が現れる。なんと、縁に兼光との縁を勝手に結ばれてしまい、旭の日常が一変!尊大だった兼光の態度が変わり、優しい笑顔で愛を囁かれ、さらにキスまでされちゃって──!? ※こちらの商品は2017/11/24~2017/12/23の期間配信していた『縁も縁もございません【コミコミスタジオ&eBookJapanオリジナル特典付】』と、特典以外は同じ電子書籍となります。重複購入にご注意ください。
アッサリした話。ねねこさんの初期の話はどれも無難なキャラと無難な話で印象に残り難い作風だった。 今回のも、アッサリとした話が3つです。偏愛プリンスみたいに人気俳優だけどストーカーみたいな個性的なキャラを出していけばもっと話に面白味が増すのになーって思ってしまう。 ハード系を読んだ後の、口直しというか箸休めというか、そういう風にちょっと読むには丁度良い1冊だと思う。 こういうアッサリ系の作風が武器なんだけど、今回はアッサリし過ぎかな。でもこの雰囲気が好きなんで読んじゃいます。 表題作「好きでしかたない」は大学の助教授・白塚と大学生・磯山のお話。 磯山から告白したのですが「好きなら抱いてやる」と無理やり犯される。なんであんな事をしたのか、確かめたくて行った合宿でも「迷惑なんだよ」と一蹴されてしまう。 健気な磯山と過去の出来事から恋をしない白塚の話です。 「好きがとまらない」は磯山の友達・桃園は今まさに失恋中。想いを伝えられないままウジウジしていたが、桑名と話してる内に失恋した心も軽くなっていった。真面目で素直な桃園と男女問わず遊んでる桑名の話。 「好きにはならない」は磯山・桃園の友人で米野と4つ後輩の伏屋のお話。 桃園が寮の部屋替えで出ていき、代わりに入ってきた伏屋は大学に入る際に逃げてきた元カレでした。彼女持ちの米野と腹黒だけど一途な伏屋のドロドロ再会話。 オマケの描き下ろしとカバー裏の話に和みました。可愛い3人組だなぁ。【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】