設定自体はよくある幼馴染モノで、本心が伝わったら壊れてしまう危うさのあるセフレ関係モノ。
――伝わるな、この恋。
このキャッチコピーに色々してやられた。巧い。受のツンデレっぷりを表現するのにピッタリだった。この言葉を見ちゃうから、切なさが増す。台詞回しが良かった。
意地を張って素直になれない幼なじみの二人。虚勢を張って本気を見せないセフレの二人。いつまでも側にいたい、だから言わない。だけど、俺だけを見てほしい。もっと触って欲しい。
――誰よりも近くにいるのに、誰よりも遠い。
近くにいすぎて想いを伝えられないでいる、2カップルの恋物語。
個人的に、「近くて遠い」の志乃棗編はベタといえばベタだけど一生懸命さにどうしようもなく萌えた。ファンの間でも人気の作品。
確かに、これは……胸に響く。【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】