大竹利朋さんの作品の書影

大竹利朋

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作品数:4

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47

3.6

5巻まで読みました

『もぐささん』の続編。
大学に進学し、地元栃木から東京に出てきて一人暮らしをすることになった「百草みのり」。
大学進学をきっかけに自分の底なしの食欲を自制し、『一日三食で間食なし』を目標に、食欲と闘うことを決心したもぐささんの日々が描かれたものとなります。

前作から舞台が変わり、キャラクターは一新されます。
前作のキャラも登場しますがチョイ役程度で、前作の主人公だった小口くんですら、料理の修行のため京都に行っており、登場シーンは少ないです。
そのため、続編ですが、前作は読んでなくても楽しめると思います。

序盤は一人暮らしを始めたもぐささんが、バイトを始めたり、大学生活をスタートさせる場面が主になります。
中盤以降、バイト先や大学の友達との交友、グルメサークルの活動の中、自制の利かない食欲に翻弄されて奇行をしてしまう展開です。
ただ、前作のようなステルス食いや目を欺いてバレないように食べる展開は少ないです。
食い意地の張った女の子が、それを恥じてひたむきに隠すのですが、たいてい残念な結果に終わる日常を綴ったものとなっています。

恋人の小口くんとは遠距離恋愛となり、もぐささんに惹かれるサークルの先輩は登場するのですが、即時玉砕します。
そのため、作中恋愛要素はほぼ無いです。
正直なところ、もぐささんを引き立てていた小口くんが本作中にいないためか、あまり主人公に魅力を感じられませんでした。
個人的には小口くんはなよなよしていて好きになれませんでしたが、本作を読むと小口くんは必要だったんだなと思います。
デフォルメされたギャグシーンが多く、温泉回や水着回などのサービスカットもありません。
もぐささんの可愛らしさで成り立っていたところがあった作品からそれを奪ってしまっており、前作のほうが個人的には好みです。

ラストも畳み出すのが唐突な感じがありました。
ただ、食欲と戦っていたもぐささんが、自分の食欲と向き合い、人として大きく成長する姿を描き出したのは良かったと思います。
前作もですが、気になる点はありますが嫌いにはなれない、良作だと思います。

もぐささんは食欲と闘う

レビュー(17)件

完結・全5巻

3.8

10巻まで読みました

いつも大人しくて、昼休みには小さなお弁当箱を少しづつ食べていた印象のあるボブカットの女子高生「百草さん」。
そんな彼女が、単身定食屋に入店し、デカさ故の満足感でイチオシのメニュー"ばくだんからあげ定食"を美味しそうに食べている場に居合わせてしまった「小口くん」。
小口くんの存在に気づいた百草さんは、慌てて家に帰ってしまうのだが、そんな彼女の姿が忘れられない小口くんは、授業中、百草さんがみんなノートを取る音に紛れてプレッツェルをカリカリ食べていることにふと気づく。
実は百草さんは、とても食い意地が張っていて、いつでもどこでも食べ続けていないと気が済まないが、それをひた隠しにして生きてきたのだった。
そんな百草さんと、食べている百草さんが気になって仕方ない小口くんの物語。

ありとあらゆる手で隠し食べる百草さんのテクニックを、小口くんがオーバーリアクションで心の声で突っ込むのがフォーマットとなっています。
基本的には一話完結ですが、数話にわたるストーリーもあります。
ストーリー展開のようなものはなく、話数が進んでも登場キャラクターが増えるだけで、ただ百草さんと小口くんの一風変わった日常を綴ったものとなります。

もぐささんはステルス食いだけではなく大食いも凄いJKで、ドカ食いやながら食いを繰り返すけど、お決まりのようにスタイルはすごくいいです。
水着回や温泉回もあり、そこで垣間見得るもぐささんの柔肌は必見だと思います。
本作は、タイトルの通りもぐささんの魅力で成り立っていて、どんな状況でも食うもぐささんが可愛いことが大事な作品でした。
一方で小口くんはなよなよしていて何か好きになれないです。
別の作品でも感じましたが、この作者は男の主人公がなんか気持ち悪いというか、DMCの根岸宗一が調子に乗ってしまった感じがします。
ただ、本作については、最終話でしっかり思いを伝えていて、やっと主人公然とした感じがしました。
ラストはモヤモヤしていた部分が落ち着いたいい終わり方で、全10巻程度と読みやすく、良作だと思います。

もぐささん

レビュー(24)件

完結・全10巻

3.6

3巻まで読みました

高校生カップル「しじみ」と「淵住さん」を主人公にした恋愛マンガ。
淵住さんは運動神経抜群で容姿端麗、クラスの人気者、それに対するしじみはいつもおどおどしていてクラスの輪に入れず、自らを底辺と位置付けています。
そんなしじみがある日、淵住さんに呼び出されて告白を受け、付き合うことになるのですが、淵住さんはしじみ自身よりもその"手"に執着している様子。
以降、手と手を絡ませ合ったり、手にキスをしたり、手を中心とした恋愛ドラマが始まります。

美少女の手という男の子の好物が、草食男子に襲いかかってくるドM歓喜の内容です。
しじみは見ていて殴りたくなるくらい受け身の男子で、自分で何も決められず何もアクションをできない、流されるままの性格です。
それなのに次から次へと女の子が現れてモテモテで困るという展開です。
よくあるそれと違うのは、主人公がガチで何も取り柄がないことですね。
ハーレム系の展開って、なんだかんだ主人公が頑張ってるところがあると思うのですが、本作の主人公はそういう所がなく、マジで一方的に好かれるので驚きます。
どうせならと鬼畜にもなれず、オロオロと流れに身を任せる様は本気でドクズ。
私もいきなり美少女といきなり手を絡めたいです。
いきなりステーキ食べたい。

短いのでサクッと読めます。
内容もライトで読みやすいですが、ストーリーが特に展開しないので、面白かったかというと微妙なところです。
手を絡める描写は良かったです。

てあそび。

レビュー(6)件

完結・全3巻

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おひろ

ohiro
5ヶ月前

3.0

10巻まで読みました

もぐささん

レビュー(24)件

完結・全10巻

3.0

もぐささん

レビュー(24)件

完結・全10巻

2.8

3巻まで読みました

てあそび。

レビュー(6)件

完結・全3巻

3.6

3巻まで読みました

てあそび。

レビュー(6)件

完結・全3巻

noiさんのアイコン

noi

noi0080
2年前

3.5

4巻まで読みました

もぐささん

レビュー(24)件

完結・全10巻

3.0

5巻まで読みました

もぐささんは食欲と闘う

レビュー(17)件

完結・全5巻

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