「私……なんで知らない人にこんな事――……」里美の父の再婚相手には息子がいた。つまり義弟(おとうと)がいるのだけど、3年前からまともに会話をしていない。里美は義弟の芳和と話したいけど、芳和の方が遠ざけている感じで、里美は自分に原因があるとは思っているけど、それが何なのかよくわからない……。芳和の方はある事が原因で里美を避けていて、一番の親友にさえ義姉がいる事を黙っているほどだったのだけど、決して里美の事を嫌っている訳ではなく……。そんな二人の関係は親友の真樹の存在によって変わる事に。彼は女の子を可愛くする事が大好きだけど、付き合うとかはあまり興味がなかった。でも、偶然里美の裸に触れて、それまでなかった感情が……。電子コミックス版だけの描き下ろしおまけマンガを収録!
「私を愛してくれるこの人には、大切な人がいる」上司の東堂は、仕事はもちろん、接し方も紳士的でカッコ良い、正に理想の上司そのもの。そんな東堂に憧れていた宮瀬香奈は、ある日を堺に彼と男女の仲になるが、嬉しさと同時に別の感情に襲われていた。それは、東堂の薬指に光るモノからの背徳感───。「もう終わりにしよう」何度も伝えようとしたけれど、彼に求められる事に喜び、夢中になってしまう…。そんな関係が続いていたある日、飲み会で知り合った年下の三坂から「二人で飲みに行きません?」と誘われる。急な事に嬉しさと戸惑いを感じているその時、東堂から「これから会えないか?」のメールが届く。このまま三坂を選べば何かが変わるかもしれない、だけど……。