『Kylooe』の書影

Kylooe

発刊: 2024.02.22 ~

既刊1巻

新刊通知

a

行きづまりかけた人生が一瞬だけ見せる夢。青春の光と影を描く壮大な三部作。世界で絶賛を浴びる香港のアーティスト、リトルサンダーによる渾身の作品を一冊にまとめた388ページの特厚オールカラーコミック! 描かれるのは、人生に行き詰まりそうになった人々と「Kylooe(夢)」という不思議な生き物が織りなす3つの物語。第1章「憂鬱なトンボ・虹との別れ」 内気な女子高生ラムロクはある日、CDショップで、自分の暗い生活を変えてくれるような音楽と運命の出会いを果たす。バンドの名は「Downhearted Dragonfly」。そのアルバムを聴いてから目を覚ますと、自室にはアルバムのジャケットに描かれた生き物がいた。夢の世界で本当の自由を知り変わろうとしたラムロクが目にしたのは――。第2章「緑のトンネル」 わがままでおてんばな彼女と同棲する若者ラムは、彼女にせがまれ学生時代の恋人のことを話し出す。口をついて出るでたらめな恋愛話のなかで思い出すのは、本当に好きだった女の子、リンフェイのことだった。ある日つけたテレビから流れたアニメ「カイロー」はラムをあの日々へと押し戻すことになる。無口で繊細な芸術家だったリンフェイとの日々のきらめき、そしてある後悔がラムの心のなかに深く刻まれていた――。第3章「微笑みよ、さようなら」 感情を表に出すことを禁じられた世界で人々は感情を抑えこんで暮らしていた。感情を抑えるのが苦手な少年マイルは、いつも自分を厳しく叱っていた父の死に直面し、思わず泣き叫んでしまう。だが、収監され絶望するマイルが刑務所で知り合った男、ナッシュはいつも自由に笑っていた。感情をコントロールしようとする世界のなかで、マイルの夢に出てきた怪物カイローはあるヒントを与えるが――。2010~2012年にフランスで3冊のシリーズとして出版された作品『Kylooe』。リトルサンダー渾身の筆による美麗な線と彩色をあますところなく収録!

『梓義朗作品集 浮・遊・感・覚』の書影

梓義朗作品集 浮・遊・感・覚

3.30

(4件)

発刊: 2024.02.26 ~

既刊1巻

新刊通知

a

パソコン音楽クラブ 柴田,RYOKO2000 noripi 「曖昧な記憶の断片たちを繋ぎ合わせてくれる、危うくて静かな人々と空気、そんな存在」 山田参助 「都市の地べたを這う幻想と叙情。」 キャベツ畑で猫殺し。蔦が絡んだ美青年。ドクターフィッシュの風呂に浸かって、少女の涙に虹がかかる。第2回トーチ漫画賞審査員特別賞《山田参助選》に輝いた著者による魅惑の短編5編+12のおまけ漫画を収録。少年少女たちの危うさときらめき、そして人生のおかしみが詰まった、変だけど愛すべき一冊。

『まめで四角でやわらかで』の書影

まめで四角でやわらかで

発刊: 2024.03.29 ~

既刊1巻

新刊通知

a

髪結床で将棋さし、長屋の子どもとひとっぷろ。七輪かこんでカマスを焼けばお猫がにゃ~と寄ってくる。江戸を生きた“ふつうの人々”の暮らしをやさしく丁寧に活写する傑作短編集、心にしみる完結巻◎朝日新聞「読書」欄&「月刊 学校給食」掲載◎フリースタイル「このマンガを読め!2024」第16位【収録話】手習い 髪結い まじない 湯屋 観音祭 大八車 怪談 お盆 魚河岸 太平 稲荷ずし 屋根 七輪 火鉢 東風

『線場のひと』の書影

線場のひと

発刊: 2024.04.17 ~

完結・全2巻

新刊通知

a

「戦後」と呼ばれる時代。己の運命を国家や家族、そして時代に翻弄されながらも、日本とアメリカに生きた4人の人間の物語。人気作家や社会学者の方も推薦!! 戦後の日本とアメリカに生きた若者を実直に描く衝撃のデビュー作。

<本作の3大特徴> 1 中学3年間・全21単元を網羅。各単元のポイントをコント形式の漫画で解説しようと試みているが、基礎も応用も身につかない上にギャグ漫画としての完成度も低い。2 作者は元・公立中学校の数学教師。生徒がつまづきがちな問題に、生徒以上につまづき倒す。3 高校受験や大人の学び直しにまるで役立たない。この作品の良いところを無理やり挙げるとすれば、出てくる動物がちょっとかわいいことくらい。<収録話> 【第1学年】正負の数/文字と式/方程式/比例と反比例/平面図形/空間図形/データの活用 【第2学年】式の計算/連立方程式/1次関数/平行と合同/三角形と四角形/確率/ 【第3学年】多項式(因数分解)/平方根/2次方程式/関数 y=ax^2/相似な図形/円/三平方の定理/標本調査 <読者の声> ■この漫画を読んで数学を勉強し直したい気持ちにはなりませんでした。逆に、わからないものをわからないままにしておいても別にいいんだと気が楽になりました。(のぞむ/桐朋中学・高校卒) ■高校受験はとにかく数学に苦労しました。もし受験の時にこの漫画に出会っていたら「数学を頑張ろう」という気持ちを失い、終わっていたと思います。(おかのり/都立青山高校卒) ■中学生のみなさん、絶対に読まないで下さい。数学が苦手な人も得意な人も「できなくてもまあ、いいか」みたいな気持ちになって本当に良くない。数学はもっと奥深く、人生を豊かにしてくれる学問なのに。(担当編集/東京学芸大学教育学部卒) 読むなバカになるぞ!!

『飛行文学』の書影

飛行文学

3.08

-5

発刊: 2023.10.06 ~

既刊1巻

新刊通知

a

トーチweb誌上を7年に渡って彩ってきた、不可思議な日常を描く69本の実験的ショートショート。二人が切り開く時空の旅は、漫画表現の実験場だった。なつめとみやび、二人の日常は時間も空間も超えたあらゆる“いつか”に偏在する。多彩な漫画表現を駆動しながら描かれるのは、中学生、パンクロッカー、車の営業、CA、俳優、異世界、忍者、タイムスリップ……マルチバースさながらの多様な世界。笑い、恐怖、感動、切なさが折り重なり飛行していく文学はなぜか爽やか。あらゆる“いつか”を横断していく変幻自在の空飛ぶ文学。7年の歴史の集大成となる、片手サイズの大ボリューム決定版。「昨日の通学路から1万年後のあの子の家まで自在に遊泳する爽快な一冊!」 衿沢世衣子(漫画家)

『言葉の獣』の書影

言葉の獣

3.20

-90

発刊: 2022.05.07 ~

既刊3巻

新刊通知

a

言葉を<獣>の姿で見ることができる共感覚の持ち主・東雲と、詩に強い関心を持つクラスメイト・やっけん。二人はふとしたきっかけから、東雲の持つ“ある目的”の為に協力し合うことに。東雲が<生息地>と呼ぶ場所に獣たちは棲んでいるらしい。言葉の扱われ方によって変化するその場所で、二人は様々な<獣>に出会っていく…。言葉とは何か、詩とは何か。連載開始時から大反響の話題作、待望の第1巻。

Loading ...