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発刊: 2008.11.18 ~
既刊2巻
新刊通知
a母が精神科に通い始めたとき私はまだ4歳でした――。31年間の想いが詰まった感動のコミックエッセイ!これは、精神病にかかったお母さんを持つ、著者の実話を描いたコミックエッセイです。近年、「うつ」という言葉が一般に浸透したことで、実は、とても多くの人が心の病気で悩んでいるということが明らかになりました。著者のお母さんもその一人……。ただし、診断の結果は「うつ」ではなく、うつに次いで多い「統合失調症(トーシツ)」です。昔は「精神分裂病」と言われていたこの病気、なんと100人に1人の割合で発症しています。これはがん患者と同じ割合です。でも、どうしてあんまり聞いたことがないのでしょうか。その裏には家族のやりきれない想いがあったのです……。本書では「統合失調症」とはどんな病気なのか、どうやって回復するのか、どんな思いを抱いているのか、そして当事者とどう関わっていけばいいのかを家族の視点から描きました。また、看病されるお母さんと看病する娘の、心と心のぶつかり合い、通じ合いを深く鮮明に描いた作品にもなっています。「ときにはイヤになるけれど、今では幸せな生活を送っています」。そんな著者の姿が、間違いなく胸を打つ一冊です。*目次より◎幻聴に従う◎死にたい…◎やっぱり同じお母ちゃん◎退院と15kg◎一度も恋をしたことがない◎副作用がつらい…◎100人に1人のビョーキ◎プロポーズに苦悩
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発刊: 2020.05.29 ~
完結・全2巻
新刊通知
a海、太陽、戦闘機ーーこの景色が私の故郷なんだよ 師匠の付き添いで沖縄に撮影でやってきた、新米カメラマンの大山もりみちは、海での撮影中に出会った一人のおばぁから沖縄の姿を垣間見る。その姿をみた師匠は大山にいきなり沖縄の長期取材を命じてーー? 沖縄の地元の人たちとの触れ合いから沖縄の今昔を見つける!くすっと笑えて心に沁みる、沖縄の物語。 『とろける鉄工所』『満月エンドロール』(イブニングKC)『うきわ』(ビッグコミックス)など、数々の大人気作を生み出した野村宗弘先生が描く最新作! 知らなかった沖縄の姿を見つけにいきませんか?“沖縄あるある”も盛りだくさん! 上下巻、同時発売!!第1話 いきさつ第2話 オバアの音色 第3話 居酒屋ヌルントゥルン第4話 増えてるシーサー第5話 沖縄との距離 第6話 ドルから円になた日 第7話 ハジチはイベント第8話 コーラの味 第9話 ちゅらさるウチナー第10話 風と仲良くなったから……第11話 臨時サービス第12話 岩と蟹とワラビのころと第13話 そば復帰運動 第14話 ローション坂 第15話 あかたすんどぅんちー第16話 大山、仕事する第17話 模合 第18話 まーさんヒージャー第19話 アメ女 第20話 空乗りの景色 第21話 それぞれの想い第22話 復帰のシンボル第23話 うちなー余興魂 第24話 沖縄のニービチスージ1第25話 沖縄のニービチスージ2第26話 サン ・・・・・・・・・・・・・・・第27〜最終話は下巻に収録しています。
同性愛が許されていた時代から長い年月がたち、同性愛が犯罪とされる今の世界では、同性愛者たちは犯罪者とされていた。未成年者による同性愛行為がみとめられた場合は、“男女健全基盤基本法”に違反したとみなされ、少年院のような矯正施設「不蘂体聖化院(ふずいたいせいかいん)」、通称「聖化院」に強制送還され、徹底的な教育が施されていた。15歳の少女、不由美は、同じクラスの少女、しおんを異常なほど愛していた。クラスメイトたちに嫌煙されている不由美とは反対に、しおんはクラスの人気者だった。正反対なふたりだったが、しおんも不由美の愛を受け入れていた。そんなある日、何者かに不由美が同性愛者だと密告されてしまい、パートナーであるしおんと一緒に聖化院に送られることとなる。そんな二人を待ち構えていたのは、差別的な聖化院の職員と、様々な過去を抱えた個性豊かな少年少女たちだった。
▼第1話/ぶらんこの夜 ▼第2話/激動の始まり ▼第3話/新たな胎動 ▼第4話/静かな転換 ▼第5話/第3の男 ▼第6話/山、動く ▼第7話/資質と器 ▼第8話/労働意欲と志 ▼第9話/コンペは踊る ▼第10話/一面の花畑 ▼第11話/ありがとう。 ●登場人物/小池幸太郎(大江戸食品の窓際社員)、花輪(大江戸食品の宣伝課社員)、俵堂社長(大江戸食品のワンマン社長)、俵堂美波(社長夫人)、神田しの(宣伝課の女性社員)、俵堂俊作(社長の息子)、麦岡(副社長) ●あらすじ/大江戸食品の宣伝課で、いつものように課長の小池さんいびりが始まった。窓際とはいえ、際限のない陰険ないじめに同じ課の花輪は怒りをあらわにするが、誰も気に留めない。見かねた花輪は小池さんを飲みに誘い、なぜ何も言い返さないのかと憤りをぶつける。しかし、その後小池さんの口から語られた話に、花輪は度肝を抜かれるのだった!(第1話)
【ネコ型ロボットと、ぼちぼち終活はじめます。】身辺整理を試みる老紳士。ところがそこへ、予期せぬモノが舞い込んできた!――“手放さなくていいモノは、きっとある。”70歳を迎え、少しずつ持ち物を処分することにしたご隠居。ところが、そんな矢先に友人から古希(こき)のお祝いをもらう。TAMY(タミー)社が開発した高齢者向けセラピーロボット、通称「セラピーにゃん」。 「ぺー」と名付けられたソレは、ご隠居のコレクションに興味津々!趣味で集めた絵や皿、知人から預かったままの人形…一つ一つ整理していくうちに、遠い昔の記憶が鮮やかに蘇る。 好奇心旺盛なロボットに振り回されながらも、いま一度じっくりモノと向き合う、新たな余生の幕開け。
3.17
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発刊: ~
完結・全1巻
新刊通知
a昭和32年、別府の産業博覧会を舞台に、利権を独占していた井田組に対し、山口組の傘下にあった石井組が牙を剥いた。それを阻止すべく、井田組は石井組組長・石井一郎の射殺を企てる。しかし射殺は失敗し、石井組は井田組組長・市会議員の井田栄作の命を狙う。その実行部隊にいたのが平尾国人・別名“夜桜銀次”。井田の自宅を襲撃するも標的は不在、銀次は大分県警の指名手配を受ける。銀次の身柄は山口組に引き取られ、神戸へ。山広組の庇護の下、潜伏生活を始める。そして、“明友会事件”。銀次は攻撃部隊に参加し武勲を上げるが、騒然となった阪神地区にいることが危険になり、博多の伊豆組に引き取られる。そこで繰り広げられた放蕩生活。伊豆組だけではなく、企業からもカネを毟り取った銀次は、銃殺された。これが山口組に、九州侵攻の好機を与えた。山本健一率いる三百人の大部隊が九州入りし、一触即発の危機が迫る!