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発刊: 2016.08.27 ~
完結・全5巻
新刊通知
a代表作『神童』『マエストロ』等で文化庁メディア芸術祭優秀賞、手塚治虫文化賞を受賞した巨匠さそうあきらが、 ヴィキイ・バウムの原作『バリ島物語』のコミカライズに挑みます。 物語は、約百年前の神秘の島、バリで実際に起きた王国の悲劇をベースにしています。 大地は花に満ち、男たち女たちはヒンズー教の敬虔さの世界に暮らし、踊り、農耕し、大自然の恩恵を浴びています。 そんな中、中国の商船が沖合で難破したことがきっかけで、甚大な戦火に巻き込まれていきます。 侵攻するオランダ軍、毅然と対峙するバドゥン王。王の親友であり踊りの名手、ラカ。 心優しき主人公、パック。彼らは歴史の波に翻弄され、やがて大いなる死の行進、「ププタン」へと事態はエスカレート。 果たして華やかで儚い王国の行方は…?今も観光地として絶大な人気を誇るバリに、 このような美しくて悲しみに満ちた歴史があったことにきっと読む者たちは驚かれると思います。
中国から、「茶のすべて」を盗み出す――。19世紀に実在したイギリスのスパイ・「F」の物語――。 イギリス、インド、中国による、三角貿易の時代。 イギリスでは紅茶を飲む習慣が広まり、大量の茶葉を必要としていた。 しかし紅茶は高額で、輸入先である中国との貿易赤字は、膨らむばかり。 自ら茶を栽培したいイギリスだが、中国は茶の製法を決して明かさない。 正攻法では茶を自主栽培出来ないと判断したイギリスは、中国から、 チャノキの苗、種、職人、道具…「茶のすべて」を盗み出すことを決意。 そして、ある園芸家の青年に、白羽の矢を立てる――。
発刊: 2023.11.09 ~
完結・全1巻
新刊通知
a書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。完結巻となる3巻では、椎名誠が作家デビューしてベストセラー作家になり会社を辞めることに。「破綻した男」目黒考二も助っ人学生を教え導く立場に。感動のフィナーレを目撃せよ!