ロンドンの大手建設会社社長令嬢であるダーシーは、娘の大学進学すら反対するほど、きわめて保守的な父親ギャビンに反発し、キャリアを身につけ自立しようとしていた。ある日、一族のなかで唯一信頼している叔母に懇願され、父の社長引退と新社長のお披露目を兼ねたパーティーにしぶしぶ出席することにした。そこで新社長として紹介されたのは、ジョエル・カスティール――2年前、ダーシーが悪夢のような出会い方をした憎き男だった!
"生活のため秘書をしながら小説家を目指すテオドラ。小説の主人公ジェイソンのモデルは堅物の秘書に厳しい社長のジェイムズ。でも似ているのは外見だけ。「主人公は理想の男性。社長なんかは及びもつかないわ!」 ところが、そんなある日、堅物の社長ジェイムズが恋をした!!「熱烈なアプロ―チ」をくり返すジェイムズ。でもテオドラには逆効果!「社長に試されてる」と思い込んだ彼女は恋愛なんかそっちのけでますます「最高の秘書」に磨きをかけようとする。 そんな彼女にますます惹かれてゆくジェイムズ。 2人の恋の行方は-?そしてテオドラの夢は―?"
政情不安が囁かれるジンバブエに住む姉夫婦と落ち合うため、ザンジバルを目指してひとり旅をしていたエミリー。しかし、クルーとして働けばただでヨットに乗せてくれるという、フランス人商人の甘い誘いにのったのがすべての間違いのもとだった。なんと彼は麻薬の密売人で、その正体が露見するなり、自分を捕らえたシークにエミリーを差しだしたのだ!いくら自らの潔白を主張しても、シークは彼女を売春婦だと誤解したまま。豪華な宮殿で囚われの身となったエミリーは!?