何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児(くろせれいじ)は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。
5巻既読。気狂い先生狂おしいほどに好き。 Abyssは英語で「地獄」、あるいは「深淵」を意味します。 少年のアビス。深淵、地獄。 あらすじも一切知らずに読みましたが、気持ちの悪い閉塞感が全編に漂います(褒め言葉)。 とある田舎町で鬱屈した日々を過ごす主人公の令児。壊れた家庭からも人間関係からも逃げ出したい主人公のとる行動とは。 鬱々した漫画は大好きです。登場人物、みんなどこかネジが飛んでる。その飛び方が鬱方向に振り切っていて清々しさすらあります。 果たして少年の抱える深淵はどこまで深いのでしょうか。 読んでいて、ずっと頭に浮かんでいたフレーズがあります。 「この世界は腐った水の底。」 某同人ゲームの主人公のセリフですが、こんなにピッタリな作品はないですね。
by せーふぁ (1053)3.24
5093
発刊: 2015.01.20 ~
既刊21巻
新刊通知
a映画研究部に所属する業得学園二年・町谷智浩は学園トップクラスの美少女・真城 舞に、ある火突然に声をかけられる。なんでも、二日間だけ二十四時間完全密着で撮影をしてほしいとのこと。なんとなく、いわれるがままに撮影を始めた町谷は、最終日に真城が犯した殺人の現場を目撃することになるのだが…。