ボルドーは、ディメンショナル・コクーン(異次元の繭)で守られ、見ることのできない地球の第二衛星として存在している。ここは地球で「魔法」と呼ばれる力が常態として使われる世界で、しかも理由もわからないまま多くの地球人が次元を超えて呼び寄せられ暮らしている。木崎カズマは、警察官の父・徹(トール)が行方不明になったのち、正体不明の女性・ジェミナから父親がボルドーで生きていると聞かされ、ボルドーに移送されることになった。地球ではたった二か月前のできごとだったが、父トールはボルドーですでに100年以上過ごしザヴィニアの王となっていた。そして、魔法を否定し工業技術で近隣都市を武力侵攻するガルテンと戦闘に入る直前だった。ボルドーでは戦争が合法化されていて、立会人の裁定よって勝敗が決まる。カズマはボルドー最強の竜神兵ブランゼラーに騎士として搭乗して魔法と工業技術の戦争に参入する。