まちカドまぞく

伊藤いづも先生の読者を楽しませるテクニックが至るところに散りばめられており、読んだ後の満足感は最高です。
コマの書き込み量が多く、その中に色々なネタが仕込まれているので、読み込める漫画となっています。読み返した時にあれはそういうことだったのか！気づくのがとても楽しいです。
4コマ毎についているタイトルも4コマ読んでからナルホドと2度オチを楽しめるアクセントとなっています。
それぞれのキャラクターがもつ生き様や関係性、まだ明かされていない秘密が今後どう展開していくかとても楽しみです。

ネタや話は分かりやすいのにとても深い要素や伏線などが詰まっている、読んでいくうちに色んな楽しみを発見できる作品です。

主人公のシャミ子がかわいい。よわよわな魔族だけどすごく優しくて、いつも一生懸命なところが大好き。宿敵・桃との絶妙な関係がとても良いです。
さりげない伏線をメチャクチャ上手に回収しながら進んでいくストーリーもすごい。二度、三度と読む度に新しい発見があってパズルのような爽快感があります。

最高の作品です、辛いときも悲しいときもどんなときもそばにあればがんばれる。そんな作品です、小さなにくそにゃーまだ成長するかもらーー！！