「人に嫌われたくない」「自分さえ我慢すればいい」。小さな頃からそう思っていたし、両親に対しても『嫌だ』と言えない環境で育った。けれどそのせいで、気づけば誰に対しても迎合し、断ることが怖くて、人と会ったり、買い物に行くのもままならなくなってしまっていた。夫や自分の子どもにさえ、なかなか『NO』が言えない。自分の意見を言わないから、夫ともすれ違ってばかりいる気がする。──しかし、行動分析学者、奥田健次先生との出会いをきっかけに、『NO』を言うことを心がけ、自分がどうしたいかを素直に伝えるようにしてみると、少しずつ自信がついていき、家族とも対等な関係を築き始めることができて……。好評前著『私がダメ母だったわけ』に続き、「NO」が言えないたくさんの人に勇気と希望を贈ります。