2014年07月23日発売
1巻
人見知りの女の子が、保育士になりました――。保育士の喜怒哀楽と「子どもの素顔」を描いた、圧巻のコミックエッセイ。イラストレーター・河原ちょっと氏が自身の12年間の保育士経験を、コミックエッセイとして初めて描きました。1歳年齢が違えばまったく勝手が違うという保育園。その中には、たくさんの「不測の事態」と親さえも知らない「子どもの素顔」があるといいます。保育士になった「人見知りの女の子」にとっては、悩みは子どもとの関係ばかりではありませんでした。家族との関係に悩み、職員との関係に悩んだといいます。そんな新米保育士が身体を張って子どもを守り、育てる姿が描かれています。その姿に子どもたちも心を開き、少しずつ心を通わせていきます。保育士も子どもも、理解し合うことで成長していく、親のいないところで繰り広げられる「舞台裏の成長物語」は、まさに「第二のドラマ」として心の奥深くに響きます。適切な距離をとって子どもの成長を見守る姿には、親として学ぶところもたくさんあります。憎たらしいこともあれば、愛らしいこともある――。子どもは思い通りにいかないことだらけ――。でも、子どもが成長する姿を近くで見られるのはやっぱり幸せだと、子育てに前向きになれる一冊です。随所にコラムもあり、保育園の裏話や知っておくべき情報も多数掲載されていて、参考にしたい一冊にもなっています。かわいいイラストも必見です。 *目次より ●子どもからの洗礼●「貸して」と「返して」●危険かどうかの判断●保育士を殺すには「雨が三日」●親の代わりにはなれない●保育士は天使なんかじゃない●「お母さん大好き!」が1番●命を預かるのは命がけ●別れの日