妖狐×僕SS

藤原ここあ

3.78

5544

発刊:2012.03.22 〜

完結・全13巻

『妖狐×僕SS(0)』巻の書影
『妖狐×僕SS(1)』巻の書影
『妖狐×僕SS(1)』巻の書影
『妖狐×僕SS(2)』巻の書影
『妖狐×僕SS(3)』巻の書影
『妖狐×僕SS(4)』巻の書影
『妖狐×僕SS(5)』巻の書影
『妖狐×僕SS(6)』巻の書影
『妖狐×僕SS(7)』巻の書影
『妖狐×僕SS(8)』巻の書影
『妖狐×僕SS(9)』巻の書影
『妖狐×僕SS(10)』巻の書影
『妖狐×僕SS(11)』巻の書影
S.kanaさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.78

156件の評価

4.3

13巻まで読みました

厳重な審査を通過したものしか住むことが許されない高級マンション『メゾン・ド・章樫』。
ただ、それは表向きの顔で、実はそのマンションは、先祖返りをしてしまった妖怪の末裔達が人目を避けるため住まうマンションでした。
本作はそこに住む住人たちを主役に据えたストーリー漫画です。

主人公は、旧家・白鬼院家の令嬢「白鬼院凜々蝶」。
家名が重視され、常に守られてきた現状から脱却するため、そのマンションで一人暮らしを始めることから物語が始まります。
そのマンションでは、一つの住居につき一人のシークレットサービスが付きます。
そのため、凜々蝶にもシークレットサービス「御狐神双熾」が付きますが、初手から双熾は凜々蝶LOVEで、実は過去にあった二人の間のあれこれや、二人の間柄や進展など、恋愛マンガ的な側面がある作品です。

なお、凜々蝶は鬼の先祖返り、双熾は妖狐の先祖返りです。
凜々蝶は見た目は可憐な美少女なのですが、一人称が"僕"で、見知らぬ人に話しかけられると心にもない毒舌を吐いてしまうという残念属性を持ち合わせています。
その他のキャラもとても個性的で、読んでいてとても楽しい作品でした。
絵も非常にキレイで、キャラの書き分けもできており、読みやすい作品だと思います。
また、何よりもツンデレ凜々蝶を始めとして、女性キャラが非常にかわいいです。
男性キャラも(ヘンタイ率が高い気がしますが)線が細くイケメンだらけなので、女性にも男性にもおすすめです。

ただ、ストーリーはやや難解です。
3部構成になっていて、ストーリー途中でキャラの多くが転生するイベントがあります。
そこから再度過去に飛んだり、キャラによっては記憶が引き継がれたり、妖怪の能力が絡んできたりと、ごちゃごちゃしてきます。
ギャグパートはとても良かったのですが、シリアスパートは正直なところ理解が追いつかないところがありました。
ライトに読める部分もあるのですが、ストーリーが進展する部分は、腰を据えて理解しながら読む必要があると思います。

12

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