5巻
総体で紗月は個人優勝をする。拓也も順調に勝ち進み、準々決勝まで残るが、試合途中に紗月の危機を感じとり、試合を放棄して出て行ってしまう。実際、そのとき紗月は階段から落ちて骨折していた。このときから、紗月は自分の気持ちに気付いていく。普通の恋愛を求めるために植松と付き合っていこうとしたのだが、心以上に自分の体が植松に感じなかったことに紗月は気付く。全ては拓也に感じていたのだった。同じ頃、マルケンは今まで勝ち続けていた試合に負けてしまう。強い男が好きだ、という彼女の前で弱音を見せたことで振られてしまい、どん底に陥ってしまう。そして、たまたま通りかかった紗月に助けを求めるのだった。