2012年07月19日発売
18巻
正義のために戦う男がまたひとり、最期の時を迎える。その姿は血まみれでありながら、美しささえも感じさせる。虚しさを覚える読者もいるだろう。やりきれなさも感じるだろう。だが、その死はきっと無駄ではない。「オレの死に様はどうだ?」彼は死に際に問う。その答えは、どうか誌面をご覧になって考えていただきたい。一方、黒脛巾組との決戦を前に伊賀・甲賀に陣取るオリオンは、策の漏洩を防ぐため単身、逃げる敵を追う。もはやその姿は幼犬ではない。トラブルが起こるたびに自ら立ち向かい、着実に成長していくオリオン。彼は今や誰よりも頼りになるリーダーだ。