轢かれそうになった私を助けてくれたのは、 愛した彼ではなく、見知らぬ15歳の少年だった。
--7年間付き合った彼氏にフラれた花菜。
ヤケ酒に溺れた花菜は道路に飛び出してしまい…
死にかけたところを、翔太に助けられた。
服も汚れ、怪我も負っている訳アリな翔太を見捨てておけず、 一晩だけ家に泊めることに…
深入りするつもりは無かった。
フラれた感傷を紛らわせるための ほんの気まぐれのつもりだったのに…
「この子に希望をあげたい」
――彼の痛みを知った私は、強く決意した。
傷心OLと訳アリ中3男子の逃避行が始まる。