トクサツガガガ

丹羽庭

3.51

6690

発刊:2014.11.28 〜

完結・全20巻

『トクサツガガガ(1)』巻の書影
『トクサツガガガ(2)』巻の書影
『トクサツガガガ(3)』巻の書影
『トクサツガガガ(4)』巻の書影
『トクサツガガガ(5)』巻の書影
『トクサツガガガ(6)』巻の書影
『トクサツガガガ(7)』巻の書影
『トクサツガガガ(8)』巻の書影
『トクサツガガガ(9)』巻の書影
『トクサツガガガ(10)』巻の書影
『トクサツガガガ(11)』巻の書影
『トクサツガガガ(12)』巻の書影
『トクサツガガガ(13)』巻の書影
『トクサツガガガ(14)』巻の書影
『トクサツガガガ(15)』巻の書影
『トクサツガガガ(16)』巻の書影
『トクサツガガガ(17)』巻の書影
『トクサツガガガ(18)』巻の書影
『トクサツガガガ(19)』巻の書影
『トクサツガガガ(20)』巻の書影
ゆきさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.51

69件の評価

3.3

20巻まで読みました

特撮好きをひた隠して生きている26歳OL「仲村叶」が、日々のもやもややいざこざを、過去に見た特撮ヒーローの名場面から解決法を見出しながら乗り越えてゆくという作品。
過去作のリメイクが受け入れられない懐古厨が現れたり、気合を入れ過ぎて最後まで作られない作品があったり、視聴時におもちゃの売上や新人俳優の滑舌が気になるなど、特撮好きあるあるが取り上げられる展開が多いです。
その一方で、日々の暮らしで発生する辛いことや悩み事を抱えた時、特撮ヒーローの名場面が想起させて助言が与えられ、結果、前に進む勇気が得られるという展開も多々あります。

ちなみに私もたいがい特撮好きですが、特撮により勇気を与えられるとか生き方を学んだとか、そういうことって無くて、「すげぇかっこいい」以外の感想は基本的にないです。
そのため、特撮あるある的なところはくすりときましたが、本作の主人公には、あまり感情移入することはできませんでした(そもそも私的には平成以降よりも、昭和初期の特撮の方が好みということもあり)。
また、タイトルから特撮好きの男性向けのような感じを受けますが、どちらかというと女性向けな内容と感じました。

女の子が特撮好きということに偏見のある毒親とのバトルと、特撮好きだったが親に受験を優先するよう言われている少年の心の扉を開くことが終盤のクライマックスで、ストーリーはあってないようなものです。
基本的に一話完結で、話数が進む毎に、ヒーローショーで知り合った特オタ仲間の「吉田さん」、見た目ヤクザの女児アニメ好き「任侠さん」、無愛想で取っ付き難いが実はドルオタだった「北代さん」などなど仲間が増えて、一緒に旅行に行ったり、料理をしたり、DVDの試聴会をするようなストーリーも多くなります。
最後は各キャラのその後が描かれていて、最初はボッチだった仲村さんでしたが、たくさん仲間と色んなことをしてきたんだなあと思うと、ちょっと思うものがありました。
ただ、面白かったですが、20巻は長いと感じたというのが正直なところですね。
途中から展開がパターン化してしまって、起伏が無くなってしまったのが残念でした。

12

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