鬼滅の刃

メモ:202203

短い中で個性的なキャラをたくさん出せた良作でした
回想も長すぎず、あとに役立つ伏線も見られてしっかり作り込まれてました
単行本の作者解説も丁寧で関係のある補足が多いので他作品の質問コーナーより見やすかったですね

その分詰め込んだ箇所も目立ち、特に刀鍛冶編は敵幹部2/味方新レギュラー3を一気に掘り下げるごった煮状態でした
最終決戦も味方が全員集合しすぎてカッコよかったラスボスの心情が描かれず、生への執着の権化になってたのは勿体無いですね

良くも悪くも話の尺に対するキャラの多さと濃さが充実してたと思います

あと巻末や最終回の学園スピンオフは同人みたいで痛くて見てられなかったです
炭治郎で終わってほしかった

端々で泣いた。
ほかにも述べているかたのいるように、人気のわりに…とも感じるところがあった。でも、最後まで読み通すと良かったなぁと思う。

コミックスで一気読みしたせいか、話の内容が薄く感じてしまった。登場人物の掘り下げも1話で終わることが多かったのが残念。ワニ先生の補足もあったが、本編だけだとキャラに思い入れる前に死んでしまったりする。
ジャンプ特有の引き伸ばしに慣れちゃったのかな。人気作には珍しく、すっぱり幕を引いているのは好印象だった。
ひめじまさんのエピソードは、るろうに剣心の坊主思い出した。ビジュアルもちょっと似てる。

ちょいちょい痛い描写があるのが、最後まで慣れませんでした。人気キャラの善逸がその筆頭で、好きになれなかった。
著者コメントは温かいものばかりで、良い人柄が滲んでいました。

つぎのアニメ化が楽しみ。

最後みんな死にすぎな、、、
普通におもしろかったし感動した

原作終了からかなり経ってしまいましたが、アニメ版の遊郭編が終了し刀鍛冶の里編が製作発表されたということで以前に途中で読んで止まっていたのですが原作を完結まで読みました。

2010年代～2020年代を代表する作品であることは間違いないでしょうし、多くを語る必要も無いと思います。

一貫して「鬼舞辻無惨を倒し、妹を人間に戻す」というテーマを寄り道せず、また刀鍛冶の里編以降の若干の駆け足感はあったものの最終局面を迎えさせ連載を引き伸ばさず23巻で書ききったことは漫画界全体の主流になっていきそうだと思います。

世界全体がコロナという強大な敵と力を合わせて闘おうという局面を迎えた現実とリンクする部分もこの作品の大ヒットに繋がったと思うし、作者のコメントにあったように鬼殺隊が命を賭けて闘ったように現在のコロナ禍も過ぎてしまえば過去のことになっていくだろうと、ただそれを語り継いでいく、先に「繋ぐ」ことが大きなテーマのだったなと思っています。

ぜひともアニメ版も完結編まで制作してほしいと思っています。