左門くんはサモナー

ハイセンスなセリフ回しと画力。

ギャグに軸足を取りつつも、バトルシーンの描写も上手い。
キャラも個性的で、必ず好きなキャラが見つかる。

作者自身が1巻で述べている通り、1巻の雰囲気だけで左門を判断していたら、物語はそれで終わっていた。
巻を増すごとに左門というキャラの掘り下げがあり、厚みが増していく。

特にラストのネビュロスとの師弟対決は涙なしに読むことができない。

個人的には2〜3巻あたりのただのカスとクズであるギャグパートが好みだが、終盤のシリアスパート含め、最後まで楽しんで読むことができた。

何度も読み返したい良作。