ラブひな

赤松健

3.39

6182

発刊:1999.03.15 〜

完結・全14巻

『ラブひな(1)』巻の書影
『ラブひな(2)』巻の書影
『ラブひな(3)』巻の書影
『ラブひな(4)』巻の書影
『ラブひな(5)』巻の書影
『ラブひな(6)』巻の書影
『ラブひな(7)』巻の書影
『ラブひな(8)』巻の書影
『ラブひな(9)』巻の書影
『ラブひな(10)』巻の書影
『ラブひな(11)』巻の書影
『ラブひな(12)』巻の書影
『ラブひな(13)』巻の書影
『ラブひな(14)』巻の書影
ナガオさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.39

139件の評価

4.3

14巻まで読みました

東大合格を目指す予備校生「浦島景太郎」は、思い出の女の子との約束を果たすため東大だけを受け続けたが、成績は腹這いで模試の点数も捗々しく無く、二浪の末、家から追い出されてしまう。
仕方なく郊外にある祖母が経営する旅館を頼る。
旅館の温泉を使っていると、女の子が次から次へと入ってきて、変態の不審者呼ばわりされてしまう。
それもそのはず、その旅館は既に旅館としての経営を終了していて、現在は女子寮「ひなた荘」となっていた。
女の子たちに追い出され、失意のまま実家に帰ろうとする景太郎の元に祖母から手紙が届く。
そこには、"景太郎にひなた荘を譲り渡す"旨の内容と、権利書等の文書が入っていた。

そんなこんなで、かわいい女の子たちとひとつ屋根の下で一緒に生活することになった景太郎と、その住人たちのラブコメディです。
ハーレムものと暴力ヒロインの礎を築いたと言って過言ではない作品で、マンガ、アニメ共に大ブームになって、当日の薄い本が大変熱くなりました。
絵や展開はオモチャ箱のようにとっちらかっていて、やんややんやのうちに景太郎がうっかり乳揉んだり、女の子押し倒したり、裸を見たりして、女の子にぶん殴られたり、斬撃をくらったり、土器で殴られて「ぷるあっ」とか「るぼぁっ」とか言いながら地平線まで飛ばされるのがフォーマットです。

ひなた荘の住人の一人の「成瀬川なる」がメインヒロイン。
"約束の女の子"というギャルゲー的な要素を保ちつつ、一緒に東大合格を目指すというのが主軸ですが、同じ東大合格を目指すマンガでも"ドラゴン桜"のように東大合格のノウハウやテクニック的なものは登場せず、勉強するシーンはあれど基本は女の子たちとドタバタ凄く内容となっています。

ロリ系、お姉さん系、寡黙な剣士少女、オリエンタルな少女(実は王女)、そして暴力系のメインヒロインと、キャラも個性的で、みんな主人公ラブという設定だけでバカになりそうな作品です。
ラストはきちんと事態に収集をつけた上、その後のエピソードもあって、御読感もスッキリしました。
作者の赤松健氏は、現在、絶版のマンガを公開し広告費収入を作者の還元するサイト「マンガ図書館Z」運営会社の代表取締役になっていて、本作も同サイトで公開されていますね。
無料で読める状態にあるので、上記サイトを利用するのがおすすめです。

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