はてぃ
2.0
メモ:202302完結から時間が経ってなお勢いが衰えない、スポーツの2010年代有名タイトル。序盤は個性的かつ好感の持てるキャラクターが非常に多く、主人公たちの伸びしろも大きかったことから続きが楽しみで仕方なかったのを覚えています。しかし「少なくとも25点先取」×「3~5セット」という試合の長さがだんだんと目について来ました。無理な引き伸ばしは感じなかったので、バレーボール自体が週刊連載に向いてないのだと感じました。春高本戦あたりから王様やウシワカに魅力で劣るキャラが一気に増えて、ひとりひとりの背景を描くことで冗長さが加速。星海などは最後までポッと出の印象が拭えませんでした。音駒倒して優勝、で良くないか?という感じです。仮に星海が「小さな巨人決定戦」としてラスボス扱いになったとしても大将や黄金川には尺を取るべきではなかったし、負けて大人編 は意味不明でした。最後の試合も最終話でサラッとやるような話に各キャラの将来やら佐久早の掘り下げやら足して結局2巻も使っており、従来のチームメイトを削るメリットを感じない終わり方。せっかく考えたキャラ設定を捨てられない&全読者に見てほしい というエゴでテンポがどんどん悪くなっていました。チラ裏で済む内容はおまけページとか公式ガイドとかでやりましょう。
ハイキュー!!
レビュー(1517)件
完結・全45巻